博報堂SDGsプロジェクト、ユニバーサルデザイン視点で企業サイト等のWEBアクセシビリティを改善・改修するサービスを提供開始

株式会社博報堂のSDGsの視点からクライアント企業のビジネスイノベーションを支援する全社プロジェクト「博報堂SDGsプロジェクト」は、企業や自治体、教育機関のWEBサイトやアプリに対して、ユニバーサルデザイン視点でWEBアクセシビリティを改善・改修するサービスの提供を開始すると発表した。

「WEBアクセシビリティ」とは、視力が弱くなっている高齢者や障がい者など、年齢や身体的条件に関わらず、WEBサイトやアプリで提供されている情報にアクセス・利用しやすいことを意味する。デジタル化が進む現代では、視覚障がい者の9割以上がインターネットを利用しており、高齢者のインターネット利用も大きく広がっている(60代:90.5%、70代:74.2%)。一方で、音声読み上げアプリケーションを組み込んだ設計になっているなど、WEBアクセシビリティに対応している企業サイトは、未だ全体の1割程度にとどまっているという。コロナ禍でのECサイトやデジタルサービス利用の広がりを踏まえると、WEBアクセシビリティに対する生活者のニーズは今後一層高まっていくと考えられるとのことだ。

博報堂SDGsプロジェクトは発足以来、企業の経営支援やマーケティング支援を行ってきたが、WEBアクセシビリティの改善は、SDGsに取り組む企業が対応していくべき重要なテーマであると考えているという。そこで今回、ユニバーサルデザイン領域のリーティングカンパニーとして数多くの業務実績を持つ株式会社ミライロと、WEBサイトのUX・UI開発を専門とするグループ会社の博報堂アイ・スタジオとともに、企業サイト・アプリのWEBアクセシビリティ改善・改修ソリューションをワンストップで提供する体制を構築した。ミライロが、障がいのある当事者視点を活かしたWEBアクセシビリティ診断を実施し、改善点を抽出。その結果に基づく実際のWEBサイト・アプリの改修を博報堂と博報堂アイ・スタジオが支援。また博報堂SDGsプロジェクトの知見を活かして、企業のSDGs課題全体を見据えたコンサルテーションも行う。あらゆる企業の支援が可能だが、特に、視覚障がいのある人や高齢者を含めた多くの生活者が日常利用する公的サービス提供企業への支援を想定しているとのことだ。

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