CAMPFIRE、BASE・note・UUUMなど7社と「クリエイターエコノミー協会」を設立
2021/7/9
株式会社CAMPFIREは、BASE株式会社、 note株式会社、UUUM株式会社など、クリエイターエコノミーを推進・支援する7社と「クリエイターエコノミー協会」を設立したと発表した。
会員企業(正会員):株式会社CAMPFIRE、株式会社Voicy、株式会社ココナラ、株式会社マネーフォワード
アドバイザー:国際大学 グローバル・コミュニケーション・センター 山口真一 准教授
「クリエイターエコノミー」とは個人の情報発信やアクションによって形成される経済圏を指す。「クリエイターエコノミー協会」では、新しい産業である「クリエイターエコノミー」の普及・促進とその活性化に向けて(1)クリエイティブ活動の普及・促進、(2)クリエイターの保護、(3)クリエイターの活躍を促進するための政策提言を図る。
CAMPFIREでは、クラウドファンディングを通じてクリエイターの創作活動を支えるべく、下記を含む様々な取り組みを行なっているという。
・丁寧かつスピーディーな審査
・1プロジェクト1担当者制でプロジェクトの作成からPRまでアドバイス
・ブログやnoteを書くようにプロジェクトやコミュニティのページを作ることができるシステムの提供
・業界内でも豊富な決済手段の提供
・クラウドファンディングの基礎や、ジャンルごとの活用法など、事業社のフェーズに沿った説明会の実施
さらにCAMPFIREは、「BASE」や「note」などのプラットフォームと連携し、プロジェクトの宣伝や事業展開を支援する機能も提供している。
■「クリエイターエコノミー」活動内容
1. クリエイティブ活動の普及・促進
従来、クリエイティブ活動は、メディアやメーカーなどを通じて行われる、ごく一部の人のものと思われてきた。これからは、誰もがクリエイティブ活動を行い、それを必要としている人々に価値を届け、収入を得ることもできる時代だという。このことを広く世の中に伝え、クリエイティブな活動の普及・促進を目指す。また、 クリエイターが活動を続ける上で知っておいたほうがいい情報の啓発もあわせて行う。具体的には、クリエイターエコノミーに関する情報発信、各種勉強会やイベントの実施、政府・行政機関への働きかけを予定しているという。
2. クリエイターの保護
個人で活動することの多いクリエイターは、誹謗中傷の矢面に立たされたり、仕事の依頼主から利用されたりしやすい立場にある。特に突然注目されて才能を見いだされる人は、そうしたトラブルへの対策が不十分なままで、様々なリスクに晒される事態がしばしば発生してきたという。これまで、買い手の保護にスポットライトがあてられていたが、フリーランスの環境整備と同様に、売り手にもなるクリエイターの保護について、行政・関係団体と連携する。具体的には、誹謗中傷対策の検討および各プラットフォームでの対策実施、クリエイターを保護するようなルールづくりなどを予定しているという。
3. クリエイターの活躍を促進するための政策提言
クリエイターの活躍を促進するためには、クリエイターの活動を支えるプラットフォームやサポート事業の存在が不可欠だ。クリエイターが活動しやすい基盤を作るためには、新たな商習慣にあわせた新しいルールを用意したり、あるいは必要以上に規制をしないことも大切だ。クリエイターエコノミーの実態を把握しながら、 行政・関係団体と連携する。具体的には、クリエイターの活動を阻害する法規制の緩和やクリエイターの活動を促進する新たなルールづくりを予定しているとのことだ。