xIDとモンスターラボ、マイナンバーカードを用いた「トラストサービス」の実現を目指し業務提携

マイナンバーカードを活用したデジタルIDソリューション「xID(クロスアイディ)」を提供するxID株式会社は、株式会社モンスターラボと、デジタル社会におけるマイナンバーカードを用いたトラストサービスの実現を目的に、業務提携契約を2021年7月9日に締結したと発表した。

■本提携の背景と目的

現在、Society5.0(超スマート社会)の実現に向けて社会全体のデジタル化が進展する中、信頼性あるデータやデータ流通基盤を確保するため、送信元のなりすましやデータの改ざん等を防止する仕組みであるトラストサービスの重要性が増している。

そのトラストサービスの実現において、デジタルIDは大きな役割を担う。特に近年は、デジタル世界における最高位の身分証でもある“マイナンバーカード”の普及率が向上しており、官民様々なサービスでの活用が期待されている。

一意性が担保されたデジタルIDである“マイナンバーカード”を公的個人認証で各種サービスを連携することで、データの信頼性("トラスト")やプライバシーを担保した仕組みを構築し、安全かつ利便性の高いサービスを提供することが可能となる。一方でマイナンバーカードを活用した民間サービスの活用事例は日本でもまだ少なく、導入支援の担い手もまた不足していたという。

本提携により、マイナンバーカードと連携し、本人確認機能や電子署名、パスワードレスログイン機能を持つxIDアプリや、簡単に実装できる開発者向けAPIをもとに、モンスターラボがコンサルテーションから実際のサービス実装・運用までのサービス構築を行うことで、デジタル社会におけるマイナンバーカードを用いたトラストサービスの実現を目指すとのことだ。

また、利便性を担保しながらも、信頼性の高い認証手段を用いたサービス構築というケイパビリティの獲得により、クライアントへの提案の幅を広げ、より利用者観点でのサービス価値向上を図る。

■今後の展望

今後、デジタル社会が発展をとげた暁には、今まで以上の情報がサービスを通して交差することになり、信用および信頼における要求水準がより高まる。そのような信用コストが高いデジタル社会の中で、サービス提供の先にいるユーザーの権利やプライバシーをシームレスに担保することで、ユーザー自身がより大きなメリットや有意義な情報を享受できる基盤の共創を構想しているとのことだ。

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