「東南アジア・ヘルステック企業マップ2021年版」が公開

ヘルステックとは、Healthcare（健康）とTechnology（テクノロジー）を組み合わせた造語。疾病予防・診断・治療・介護などの課題を、様々なデジタル技術によって解決するソリューションや企業を表す。

東南アジアは域内6億人以上の人口を抱え、経済成長に伴い中間層が拡大している。一方で医療分野の課題は大きく、適切な医療へのアクセスが限られている。人口1000人あたりの医師数は日本の2.4人に対して、タイ0.5人、インドネシア0.2人と低い水準であり医療従事者が不足している。また、医療保障制度が未整備であるために医療費負担が大きい状況とのことだ。

テクノロジーを活用して医療課題の解決に挑むヘルステック企業は、オンライン診療を中心に増加している。東南アジアのヘルステック企業に対する投資額は2020年には約268億円に及び、コロナ禍を背景に域内企業への関心は高まっているという。

東南アジア域内には500社以上のヘルステック企業が存在しており、その中でもサービス展開や資金調達などを積極的に実施し成長している企業を選抜。2019年3月に公開したマップでは86社を掲載したが、今回はその倍以上の200社を掲載しているとのことだ。

【掲載カテゴリー：全17カテゴリー・200社】
遠隔診療・遠隔相談（オンライン診療）
医薬品配送・EC
デジタル治療 DTx・慢性疾患管理
医療機器・IoT・見守り
病院検索・医療メディア
プライマリケア
在宅医療・介護
臨床試験・治験
医療者専用SNS
ITシステム（医療機関）
ITシステム（薬局・その他）
AI / ML・画像解析
フィットネス・健康食品
ウェルネス・メンタルヘルス・睡眠
検査サービス・遺伝子検査
医療保険・医療費支払い
健康経営・福利厚生

【対象地域】
東南アジア（シンガポール・インドネシア・マレーシア・タイ・ベトナム・フィリピン・カンボジア・ミャンマー）