DNPとJAST、大学DXの推進を目指し大学の教務システムと教科書選定データベースを連動

大日本印刷株式会社(以下、DNP)と日本システム技術株式会社(以下、JAST)は、教員によるネット上での教科書選定を支援するDNPの「教科書選定DB(データベース)」と、Webサイトを活用して大学内の情報を統合管理し、大学運営をサポートするJASTの「GAKUENシリーズ UNIVERSAL PASSPORT」を連動させたサービスの提供を2021年秋頃に開始し、大学等の高等教育機関におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を支援すると発表した。

大学の教務・学生支援の基盤システムとなる「UNIVERSAL PASSPORT」と、「教科書選定DB」に登録された教科書・教材等の書誌情報システムの連動により、書誌情報をシームレスに提供することができ、教員の書誌の情報検索・閲覧・選書やシラバス等の作成や、学生の教科書・教材等の購入から利用までを一元管理し、効率化することで、利用者の利便性向上と、大学の業務負荷の軽減を図る。

■「UNIVERSAL PASSPORT」と「教科書選定データベース」の連動によるメリット

(1)教員のメリット
・ 教員は「UNIVERSAL PASSPORT」にログインするだけで、「教科書選定DB」にも自動ログインできるため、容易に教科書を選書できる。
・ シラバス登録時に、授業で使う教科書・教材等の最新で正確な情報を「教科書選定DB」から取得できる。
・ 教員があらかじめ選書した教科書・教材等に関連した情報をシラバス登録時に「お気に入り情報」として表示できるため、教科書・教材選定における利便性を高め、効率化につなげることができる。

(2)学生のメリット
・ 出版社が「教科書選定データベース」に書誌情報を一元管理して登録し、その内容がシラバスに掲載されるため、学生の誤った教科書・教材等の購入を防ぐ。

(3)大学職員のメリット
・ 教員がシラバスに登録した書誌情報は、「教科書選定DB」で一元管理されている最新で正確な情報のため、職員がシラバス公開前に行う、教科書・教材等の題名や作者名等の事前確認や修正などの業務を削減できる。

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