博報堂ら、ブロックチェーンを活用し、職場コミュニティの活性化を支援するアプリを開発

株式会社博報堂が発足した「HAKUHODO Blockchain Initiative(博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ)」と株式会社博報堂コンサルティングは、日本ユニシス株式会社と共同で、ブロックチェーン技術を活用し、職場コミュニティの活性化を支援するアプリサービス「PRAISE CARD(プレイズ カード)」を開発したと発表した。

コロナ禍でテレワークを導入する企業が増加し、移動時間の削減や業務効率の向上といったメリットを実感する人が多い一方、対面でのコミュニケーションが減り、リアルな場での会話を通じて培われていた社員同士の信頼関係や連帯感が希薄化するといった課題に直面するケースが増えているという。またそれにより、企業独自の強みや特色である組織風土の醸成にも影響が出てくることも考えられるとのことだ。

企業のこのような課題を解決するため、ブロックチェーン技術を活用した多様なサービスを展開するHAKUHODO Blockchain Initiativeと、数多くの企業のインターナルブランディングを手掛けてきた博報堂コンサルティング、そしてブロックチェーン等の先端技術を活用し様々な社会課題の解決に取り組む日本ユニシスの知見・経験を掛け合わせて、職場コミュニティの活性化と、その活性度の分析を通じてコミュニティの状態の可視化を支援するアプリサービス「PRAISE CARD」を開発した。

テレワークで離れて業務を行っている社員同士が、専用のスマホアプリからデジタルカードを送りあうことで、日頃の協力や行動に対し感謝や称賛の気持ちを伝えることができる。デジタルカードには会社のクレドやバリューが記載されており、それらに沿った行動に対する感謝・称賛のメッセージを通じて、社員のモチベーションの向上や連帯感の醸成に加え、クレドや共有価値観への理解を促進し企業文化に根付かせるという。

また、本サービスにはブロックチェーン技術が使われており、それに記録される各社員のデジタルカードの送受信量や保有量といったデータを元に、ネットワーク分析の手法を用いて活性度を分析することで、各コミュニティの状態を可視化することができる。部署単位や部門単位、全社単位で活性度の推移を把握することで、組織の課題を発見し、職場環境の改善に活かしていくことが可能とのことだ。

■「PRAISE CARD(プレイズ カード)」の画面イメージ

出典元:プレスリリース

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