ペット×ITのスタートアップ「TYL」、シリーズAラウンドで累計5億6千万円の資金調達を実施

株式会社TYLは、シリーズAラウンドにおいて、名古屋テレビ・ベンチャーズ合同会社、朝日メディアラボベンチャーズ株式会社を引受先とする第三者割当増資、及び株式会社みずほ銀行等の融資により累計5億6千万円の資金調達を実施したと発表した。

■資金調達の目的・背景

今回の資金調達により、ヘルスケア領域のDXサービスである「アニホック往診専門動物病院」や獣医師オンライン相談サービス「ペットオンラインコンシェルジュ」の拡大と、新規サービスのさらなる発展を目指す。サービス拡大に向けた獣医師・動物看護師採用により顧客支援体制を強化し、またサービス認知・利用拡大のためのマーケティングへ積極的に活用する予定とのことだ。

■TYLについて

TYLは、「ペットの家族化推進」をミッションとする「ペット」×「IT」のスタートアップ。求人サイト「アニマルジョブ」、1都3県への訪問が可能な「アニホック往診専門動物病院」、ペット業界向け広告媒体「HearPet(ハーペット)」などのサービスを展開している。

TYLのキャリアサービス累計登録数は17万人を超え、2017年の創業以来、ペット市場の成長とともに拡大を遂げ2018年度から2021年度で約20倍の登録者数増加となった。獣医師の登録数は全体の14%を占めており、動物看護師43%、トリマー15%、その他が28%の割合で登録されている。累計取引拠点数は同時期で約7倍で、全体の約58%が動物病院との取引実績であり、現在も全国各地で取引拠点数の拡大を目指しているという。
出典元:プレスリリース
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また、ヘルスケア領域の新規事業である「アニホック往診専門動物病院」ではサービスローンチから約2か月で実績が約1600件を超えたという。患者の9割以上が犬と猫であり、平日より土日祝日の午後に診察が多くなる傾向がある。「ペットオンラインコンシェルジュ」は、全体の8割が猫に関する相談で、「皮膚病の治療中だが、なかなか治らない。どうしたら良いか?」「腎臓病で食欲が落ちていて、薬を飲ませるのも大変。対処法を教えてほしい」といった病気に関する質問が半数を占め、その他はフードやしつけに関する相談が多く寄せられているとのことだ。
出典元:プレスリリース
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「アニホック往診専門動物病院」は、現在23区中心に一部埼玉南部、神奈川北部をサービスエリアに設定している。順調に推移すれば5年以内に全国大都市圏に拠点を持ち拡大させる計画とのことだ。

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