マップボックス・ジャパン、地図サービス事業者7社と「マップアドネットワーク」を立ち上げ

地図情報サービスの開発プラットフォームを提供するマップボックス・ジャパン合同会社は、広告配信で連携する「マップアドネットワーク」をヤフー株式会社、株式会社ゼンリン、ジョルダン株式会社、株式会社ナビタイムジャパン、株式会社駅探、インクリメントP株式会社、株式会社マップルと2021年8月24日に立ち上げたと発表した。同時に、このマップアドネットワークへ配信する「Mapbox広告プラットフォーム」を独自開発し、地図ネイティブ広告を提供する「Mapbox広告」のベータサービスを開始。1年以内に3000万ユーザーへのリーチを目指す。

■背景

通信技術やデバイスの進化により、地図というメディアはより頻繁に利用され、重要な役割を果たすようになった。それにも関わらず、地図の用途はいまだ限定的であり、効果的なビジネスモデルが存在していないという。マップボックス・ジャパンは地図開発プラットフォームを提供する企業として、地図が持つ潜在的なメディア価値を最大限活かせるよう、地図に最適化した広告ソリューションを新たに開発。また、多種多様なユーザーへ最適な広告を届けるためには、複数の地図サービスへ広告を掲載することが重要なため、地図サービス事業者7社とともにマップアドネットワークを立ち上げるとのことだ。
出典元:プレスリリース

■マップアドネットワーク概要

名称:マップアドネットワーク
参加企業:ヤフー株式会社、株式会社ゼンリン、ジョルダン株式会社、株式会社ナビタイムジャパン、株式会社駅探、インクリメントP株式会社、株式会社マップル
目標:1年以内に3000万ユーザーリーチ
ビジネスモデル:
出典元:プレスリリース

■マップアドネットワークによるメリット

パブリッシャー(地図サービス事業者)は、これまで単体の地図サービスでは十分な広告収益をあげる規模にはたりず、広告による収益機会が限定されるという業界共通の課題を抱えていたという。マップアドネットワークに参加することで、単体で広告事業を展開するよりも、掲載する広告の量が増加し、質にも多様性が生まれ、各ユーザーへ最適な広告を届けることが可能となる。これにより、地図サービスにおける広告収益の向上が期待されるという。また、広告主は、マップアドネットワークで共通化された広告フォーマットを用意することで、マップアドネットワークの参加企業が提供する複数の地図サービス上に同時に広告を配信することができる。これにより、効率よく、多くのユーザーへ広告を届けることが可能となるとのことだ。

Article Tags

Special Features

連載特集
See More