電通デジタルとRelicが業務提携し、クラウドファンディングを活用した統合マーケティング支援を提供開始

株式会社Relicは、株式会社電通デジタルと業務提携契約を締結し、クラウドファンディングを活用した統合マーケティング支援の提供を開始すると発表した。

現在、生活者を取り巻く社会環境は、ニーズの多様化や新型コロナウイルス感染症の影響で未来を予測することが難しく、購買体験においてもデジタル化の加速で大きく変化している。こうした状況下において、企業が新製品やサービスを企画・開発し自社の事業成長を実現させていくためには、購買起点でのマーケティング活動を実施するだけでなく、リスクを抑えながらスピーディーにユーザーの受容性を検証することができるPoC(Proof of Concept:概念実証)やテストマーケティングを行う必要があるという。そこで、これまで以上に注目を集めているのが、こうしたマーケティング手法を可能にする「クラウドファンディング」の活用とのことだ。

今回、デジタルコマース領域における高い専門性と運用力を有し、企業のEC事業の統合コンサルティングを行う電通デジタルと、テストマーケティングプラットフォームとして活用できるクラウドファンディングに専門性を持ち、SaaS型クラウドファンディングサイト構築サービス「CROWDFUNDING NETWORK Powered by ENjiNE」(以下、ENjiNE)を展開するRelicが協業することで、クラウドファンディングを活用した統合マーケティング支援が実現し、クラウドファンディングサイトの立ち上げから、新製品やサービスの企画・開発支援のためのPoC・テストマーケティング、その後のマーケティング支援までをシームレスに提供することで、企業のデジタルコマースにおける事業成長をスピーディーかつ飛躍的に推進するとのことだ。

具体的には、以下の2つの支援を行う。いずれの支援においても、新製品・サービスの企画・開発にあたり、クラウドファンディングを活用したPoC・テストマーケティングをスムーズに実施する。

①クラウドファンディングサイトの立ち上げ・運営を企図する企業に対して
インサイト発掘や初期顧客・ファン獲得のためのブランド形成の実現を目的に、ENjiNEを活用したクラウドファンディングサイトの立ち上げ、要件定義、全体戦略から支援し、その後のプロモーション支援や広告の費用対効果などを精度高く検証する。さらに、開発した製品・サービスを実際に市場展開するための、自社ECサイトの立ち上げ・運用、各種ECプラットフォーム内での自社ページの制作やSEO対策までを含めた統合マーケティング支援を行う。

②既存のクラウドファンディングサイトへ製品・サービス掲載を企図する企業に対して
これまでENjiNEにて構築された既存クラウドファンディングサイトによるネットワーク提携サイトを活用し、複数のサイトにわたって自社の製品・サービスを掲載することができる。サイトでの掲載後は、①と同様、PoC・マーケティングからその先の支援までを一気通貫で行う。

<クラウドファンディング活用による統合マーケティング支援の概略図>
出典元:プレスリリース

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