
「遺伝子ビジネス」のカオスマップが公開
2021/10/7
株式会社Buildsは、日本国内において遺伝子検査を導入しているサービスのカオスマップを公開した。
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■背景
同社は、遺伝子解析技術を活用し個人のエネルギー代謝タイプと筋質タイプを分析することで、個人の遺伝子タイプに合わせた食事やトレーニングプランを提供する超・パーソナライズドダイエット「CLOUD GYM」を2020年より提供。そして今回、遺伝子検査を活用したビジネスの拡大を受け、日本国内における遺伝子ビジネスの現状を整理したカオスマップを作成したとのことだ。
■遺伝子ビジネスのカオスマップについて
遺伝子検査のビジネス活用が広まってきており、特にフィットネス業界での活用は数年で急増している。その背景には、ダイエット経験者のうち約6割の人がダイエットに成功しておらず、1人ひとりに最適なダイエット方法を探すべく個別最適化のニーズが増えていることが理由にあげられるという。社会全体が自分に最適なものを求める傾向にある今、今後も個別最適化や遺伝子検査のニーズが高まってくることが推測されるとのことだ。
「フィットネス」について:「オンライン」とはオンライン上でzoomなどの双方向通信サービスを用いてリアルタイムで指導を受けたり、録画された動画を見ながら自身でトレーニングを行ったりするサービス群。「対面」とは、対面でトレーニングを受けるサービスを指す。エネルギー代謝、筋肉繊維などの遺伝子タイプから個人に最適なトレーニングプログラムを作成する。
「健康管理」について:遺伝子検査を行い病気発症リスクを解析したり、1人ひとりに応じた健康習慣を提案している。
「化粧品・美容」について:遺伝子検査による肌質の結果に基づき、最適なスキンケア方法やサプリメント販売を行う。
「婚活」について:魅力的な相手を本能的に探すHLA遺伝子を検査し、相性の良い相手を分析。相性度を元にしたマッチングサービスを行っている。
「育毛」について:遺伝子検査で薄毛の原因やリスクを分析し、最適な育毛剤を提供する。
「教育・育児」について:学習能力、身体能力、感性などを遺伝子検査から解析し学力向上アドバイスや育児アドバイスを作成している。