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アドビ、北海道大学との共同研究で「創造的問題解決能力」育成のためのオープン教材を公開

アドビ株式会社は、昨年に続き北海道大学との共同研究で、デジタルリテラシーの向上を通して創造的問題解決能力の育成を目的としたオープン教材全3章を完成させ、教員向けの無償コミュニティサイト「Adobe Education Exchange(AEE)」にて公開を開始したと発表した。また、同教材の第1章部分の英語化も完成し、英語圏の教育者100万人以上に向けて公開している。本研究成果は、日本時間2021年10月16日、17日開催の「日本教育工学会2021年秋季全国大会」にて発表される予定だという。
90年代以降、デジタル社会を生き抜くための力を総称したデジタルリテラシーへの関心が高まる一方、デジタルリテラシーの概念は広く、大学側は何を学生に教えるべきか見極めるのが困難で、授業の一環としてデジタルリテラシーを教えることにさまざまな障壁があったという。そこでアドビは、2019年度に北海道大学高等教育推進機構オープンエデュケーションセンターと共同研究契約を締結し、デジタルリテラシー教育で求められる批判的思考や創造的問題解決力を育成するためのオープン教材の開発に取り組んできた。

昨年の「デジタルプロダクトの読解」の章に続き、今年は新たに第2章「デジタルプロダクトの設計」、第3章「デジタルプロダクトの制作」を公開した。この全3章の教材により、デジタルリテラシーに関する教育を行う教育者と、基礎を学びたい学習者双方を支援する。

また、昨年から公開している「デジタルプロダクトの読解」の章を英語化し、英語圏の教育者100万人以上に向けてAEEにて公開を開始。今後残りの章も順次英語化し、公開を進めるとのことだ。

■オープン教材について

本オープン教材は、デザイン思考のプロセスに対応した「読解」「設計」「制作」のステップ毎に学習できる構成で、今年度は、 昨年度に引き続き北海道大学の初年時向け授業「大学生のためのデジタルリテラシー入門」の補助教材として、2021年7月に活用されたという。

第1章 デジタルプロダクトの読解
・デジタルプロダクトの機能
・デジタルプロダクトの観察
・デジタルプロダクトの評価
デジタルプロダクトが目的にあった機能を実現できているかを分析するために役立つ観点「インタラクションの基本原則」を使って、デジタルプロダクトと人との接点に生まれる相互作用を観察/分析/評価する方法を学ぶ。

第2章 デジタルプロダクトの設計
・2-1. デザインとは何か
・2-2. 解決すべき課題を見つける
・2-3. 表現の方向性を定める
デザイナーが創造的問題解決に取り組むさいに心がけている「正しい問題を発見し, 正しい問題を解く」プロセスに着目し、デザイン思考を活用して探究的な課題解決にとりくむ方法を学ぶ。

第3章 デジタルプロダクトの制作
・3-1. デジタル表現と著作権
・3-2. デジタル画像の編集
・3-3. デジタル画像の出力
デジタル社会における創作と共有の文化、すなわち、著作権とライセンスの基本について学ぶ。また、デジタル画像の編集に焦点をあて、言語表現と視覚表現を組み合わせて、デジタルツールを介したコミュニケーションを強化する方法を学ぶ。

また、本教材は教育機関において無料で利用できるAdobe Sparkで提供されており、教育者および学習者が自由に活用できるため、教育者のデジタルリテラシー教育に即座に利用できると同時に学生の自律学習に役立てることもできる。

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