三井住友カードら、「レジとキャッシュレス決済に関する調査」を実施
2021/10/15
三井住友カード株式会社とSMBC GMO PAYMENT株式会社は、全国の20代~50代の男女256名と、実店舗を保有している個人事業主250名を対象に、「レジとキャッシュレス決済に関する調査」を実施し、結果を発表した。
■調査結果
1.約8割がキャッシュレス決済を利用。理由1位「特典がつく(ポイント・キャッシュバック)」(77.3%)
2位「会計がスムーズになるから・時短になるから」(61.1%)3人に1人以上が「週2~3回」利用。
昨今全国的に導入が進んでいるキャッシュレス決済。現金派、キャッシュレス派という言葉も耳にするが、どちらの割合が多いのか。まず、キャッシュレス決済の利用状況について調査した。本調査では8割近い人が「利用している」(77.3%)と回答し、まさに“キャッシュレス化”が進んでいることがわかる結果となった。一方、5人に1人は“現金派”であることも明らかになった。
半数以上が、店選びの際のキャッシュレスサービス対応を重視。
このように多くの人がキャッシュレス決済を便利に利用していることが分かったが、どの決済サービスを取り扱っているかどうかは店舗によって異なる。自身の利用している決済サービスが対象外で困った経験はあるか聞いたところ、「何度もある」「たまにある」を合わせて半数の人が、困った経験があることが判明した。また、店選びの際、利用している決済サービスに対応しているかどうか気にする人は、「いつも気にする」「たまに気にする」を合わせて半数以上いると分かった。
続いて、レジに並んでいる時について聞いた。レジで待たされる要因のひとつとして、並んでいる人の「行列」がある。レジの行列でストレスを感じた経験はあるか質問すると、「全くない」人は1割未満に留まり、「何度もある」「たまにある」を合わせて7割以上いることが分かった。
4.個人事業主のキャッシュレス決済導入率は、約3割。半数以上「導入したいと思わない」
導入した理由1位「キャッシュレス決済を求めるお客さんが増えた」2位「会計がスムーズ・時短になる」
本調査では、経営側のキャッシュレス決済への意識や導入状況についても調査した。店舗を持つ個人事業主を対象にキャッシュレス決済を導入しているか質問した結果、約3割が「導入している」(29.2%)と回答した。さらに、「導入していないが、導入したいと思っている」(15.6%)人を合わせると、4割以上の人がキャッシュレス決済にポジティブな印象を持っていることが分かった。一方、半数以上の人は「導入したいと思わない」(55.2%)と回答し、ネガティブに捉えている実情も明らかになった。
キャッシュレス決済を導入していない理由も、費用・操作に懸念。
このようにキャッシュレス決済を導入している店舗からのポジティブな意見が明らかになったが、同時に感じているであろう現状のサービスへの不満についても調査した。その結果、「手数料がかかる」(72.6%)が最も多く、次いで「手数料が高い」(52.1%)がランクインし、費用面に納得していない人が多いことが明らかになった。その他には、「操作を覚えるのが大変」(24.7%)、「店舗スタッフへ周知させるのが大変」(16.4%)といった声も多く見られ、操作について不満や不安を感じている人が多いことが分かった。
調査期間:2021年6月4日(金)~6月5日(土)
対象:全国の20代~50代の男女256名と、実店舗を保有している個人事業主250名
調査主体:三井住友カード株式会社、SMBC GMO PAYMENT株式会社
調査方法:インターネット調査
調査会社:GMOリサーチ株式会社