Amazon、無料のコンピューターサイエンス教育プログラム「Amazon Cyber Robotics Challenge」を日本で開始し第1回イベントを開催
2021/10/27
Amazonは無料のコンピューターサイエンス教育プログラム「Amazon Cyber Robotics Challenge(アマゾン・サイバー・ロボティクス・チャレンジ)」を日本で開始し、2021年10月26日に第1回目となるイベントを開催したと発表した。
アマゾンジャパン合同会社 社長 ジャスパー・チャン氏は、次のように述べている。
「Amazonは、地球上で最もお客様を大切にする企業になることを理念として、サービスを提供する地域社会への貢献に尽力しています。その取り組みの一環として、特に子どもたちが科学技術に興味を持ち、スキルを身につけられるようになる方法を模索しています。私たちにとってコーディングとは未来の言語に等しく、早期に学習することで、子どもたちは情熱を追求するための有利なスタートを切ることができると考えます。YMCA様とのこれまでの連携を拡大し『Amazon Cyber Robotics Challenge』を展開することで、日本全国の子どもたちにSTEM教育をより身近に提供することができるようになり大変、嬉しく思います」
公益財団法人日本YMCA同盟 代表理事 田口努氏は、次のように述べている。
「児童養護施設の子どもたちは、生活環境においてパソコンへのアクセスが乏しく、社会で必要なコンピューターサイエンススキルを身に付ける機会が十分ではありません。それは将来の進学やキャリアの選択の幅にも影響を及ぼしています。今回、Amazonと連携し『Amazon Cyber Robotics Challenge』を展開することで、子どもたちがITエンジニアをはじめ、コンピューターサイエンス分野で活躍するために必要なSTEMスキルを身につけ、その先に広がる世界を体感してもらうことができるよう、一層支援してまいります」
Amazonは、2019年からYMCAと連携し、ウェブサイト・映像制作、ゲームプログラミング教室を実施しており、これまで全国で約900人の子どもたちにSTEM教育を提供してきた。そして、「Amazon Cyber Robotics Challenge」の開始により、Amazonによる支援をさらに拡大する。社会福祉法人みその聖園子供の家で10月26日(火)に開催されたイベントでは、同施設の子どもたちが試行錯誤しながら一人ひとりのペースでゲームに取り組み、プログラミングやロボット工学の基礎を学習した。また、YMCA高校生事業部の高校生たちが講師となり、パソコンに触れたことがない子どもたちや、プログラミングの知識が少ない子どもたちをサポートした。