農産物直売所の情報発信プラットフォーム「FarmPost」のアプリ版がリリース

株式会社ファーム・アライアンス・マネジメントは農産物直売所の情報発信プラットフォーム「FarmPost(ファームポスト)」のアプリ版をリリースしたと発表した。

直売所を一般的なスーパーマーケットと比較した場合「鮮度が高い」「値段が手ごろ」「農業者の顔が見える化されている」などの強みがある一方で、「商品数が少ない」「欠品が多い」などの弱みがあるという。また、直売所は農業者自ら価格を決定し、販売することができるため農業者にとって利益率が高く魅力的な販売先だ。そこで、「FarmPost(ファームポスト)」は、直売所を軸に農業者と直売所と消費者をインターネット上でつなぎ、直売所ならではの商品力やブランド力を生かしたリアルタイムな広告モデルを構築することで、地域の直売所と農業者の売上向上を目指すとのことだ。
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース
現在は熊本市の令和3年度(2021年度)直売所アプリの導入等及び直売所利用促進事業において、令和3年(2021年)11月1日からアプリの運用を開始し、熊本市及び近隣市町村の8つの店舗及び出荷団体が利用している。消費者ユーザーの登録者数は、11月23日時点で約1,300名となっているという。

■「FarmPost(ファームポスト)」利用によって見込まれるメリット

① 地域のメリット
直売所に並んでいる商品は、地域で生産された農水産品などが中心であるため、直売所の売上向上が地域の経済活動の活性につながる。

② 直売所店舗のメリット
アプリの消費者ユーザーは「FarmPost(ファームポスト)」に登録のある直売所同士でシェアされるため(農業者、直売所は全ての消費者ユーザーに情報発信可能)、フォロワーの獲得が効率化される。また、新たな情報発信方法の導入により、新たな若手農業者などを誘引し、出荷商品量の増加を促す。

③ 農業者生産者のメリット
直売所のメリットと同じく、フォロワー獲得が効率化されることに加え、「顔がみえる」の情報だけでなく、農業者自身の栽培のこだわりや入荷情報などを消費者へ直接投稿することで、より広告としての波及効果が期待できる。

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