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アナムネ、ツルハ薬局と連携しオンライン診療による緊急避妊薬の処方を実現する「オンライン緊急避妊外来」をリリース

株式会社アナムネは、2021年12月1日より、同社が運営するオンライン診療プラットフォームの機能を拡張し、オンライン診療にて緊急避妊薬の処方を実現する「オンライン緊急避妊外来」をリリースすると発表した。
あわせて、株式会社ツルハホールディングスの子会社である株式会社ツルハと協業範囲を拡大し、オンライン緊急避妊外来の緊急避妊薬受取り薬局店舗として全国約300店のツルハ薬局と連携を開始する。さらに、2021年6月10日より、「Anamneオンライン診療プラットフォーム」にて連携が完了している北海道エリア内のツルハ調剤薬局に加えて、2021年12月1日より全国のツルハ薬局でも追加連携を開始する。
出典元:プレスリリース

■緊急避妊薬(アフターピル)のオンライン診療について

「オンライン緊急避妊外来」とは、同社が運営している「Anamneオンライン診療プラットフォーム」を基盤として、オンライン診療にて緊急避妊薬の処方をできるようにしたオンライン診療サービスだ。緊急避妊薬とは、望まない妊娠の可能性がある場合に、できるだけ早く服用することで排卵や受精卵の着床を防ぎ、妊娠を避ける効果が期待できる薬のこと。通称、アフターピルとも呼ばれている。性交渉後24時間以内に服用することで98%の確率で、72時間以内に服用することで80%の確率で、妊娠を回避することができる。

現在、緊急避妊薬を受け取るためには医療機関で発行される処方せんが必要だ。これまでは医療機関での対面診療によって処方せんを受け取ることが一般的だったが、緊急避妊薬を必要とする人のなかには、周囲に相談できなかったり、速やかな対面受診が難しかったりする場合もあるのが現状だという。一方で、薬の効果を十分に得るためには性交渉後72時間以内の服用という時間的制限もある。アナムネでは、こうしたさまざまなケースに迅速に対応できるよう、オンライン診療での緊急避妊薬の処方を開始し、ツルハ薬局で薬を受け取れるよう連携を開始した。2021年12月1日現在、全国約300店のツルハ薬局で対応しているが、今後、連携薬局や対応エリアを順次拡大するとのことだ。

■予約・診療から薬の受け取りまでの流れ

出典元:プレスリリース
「Anamneオンライン診療プラットフォーム」で緊急避妊薬の処方を受けたい人(患者)は、サイトから注意点をよく確認し、プロフィールの入力、診療科の選択(緊急避妊外来)、クリニックの選択を行う。その後、問診票の入力、健康保険証の登録、受取り薬局店舗を選択(ツルハ薬局)し、自身が空いているスケジュールを選択・予約すると、ビデオ通話にて診察を受けることができる。オンラインでの診療・決済の後、処方せんが予め選択・登録した薬局店舗に自動的に送信される。利用者は処方薬が用意できたタイミングで選択した薬局店舗に行き、診療開始から最短1時間で薬の受け取りが可能となる。 費用は、オンライン診療における診療費、薬局で支払う薬代、投薬・服薬指導料および諸経費がかかる。

【例】 都内在住、25歳女性の場合
オンライン診療(診療費・処方せん料):3,500円(自費診療)
オンライン診療システム利用料:400円
緊急避妊薬(基本料・薬歴管理料・調剤料):10,000円(自費診療)
合計:13,900円

さらにアナムネでは、サービスラインナップとして「オンライン医療相談サービス」を提供している。診察を受ける前の不安(ファーストオピニオン)や、別の病院で診療した後の不安(セカンドオピニオン)がある場合に、医師に相談することができる。その場合は、同じユーザーアカウントで「オンライン診療」と「オンライン医療相談」をシームレスに利用できるため、診療前に不安を解消することができる。そのため、緊急避妊外来を利用した後に発生する不安に対しても、24時間365日対応のチャット医療相談にてアフターサポートするとのことだ。

■緊急避妊薬のオンライン診療に取り組む背景

妊娠を望むかどうかは、女性が持つ大切な自己決定権の一つだ。にもかかわらず、日本は先進国のなかでも緊急避妊薬へのアクセスが最も悪いのが現状だ。欧米やアジア諸国の90カ国以上ではすでにOTC化されており、薬局で比較的安価に購入することができるが、日本では対面による医師の診察がないと緊急避妊薬の処方を受けることができなかった。しかし、望まない妊娠の可能性があるとき、すぐにクリニックに行ける人ばかりではない。身近に医療機関がなかったり、性暴力の被害に遭い精神的負担が大きかったりして、緊急避妊薬を手に入れられず妊娠してしまう人たちもいる。

2017年には厚生労働省で緊急避妊薬に関する検討会が開かれ、薬の扱いについて議論されたものの、時期尚早として薬局販売は見送られた。しかし、この4年間で少しずつ状況は変わっているという。その一つとして、2019年には緊急避妊薬のオンライン診療が解禁された。研修を受ければ、産婦人科以外の医師でも緊急避妊薬を処方できるようになり、全国の薬局の薬剤師も研修対象に加わった。緊急避妊薬でのオンライン診療は、身近に医療機関がなかったり、対面で診療を受けるには抵抗があったりする人への解決策の一つとなる。アナムネはまず、全薬剤師が緊急避妊薬に関する研修を修了している北海道エリアのツルハ薬局と連携し、連携薬局や対応エリアを順次拡大するとのことだ。

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