「外観検査AIカオスマップ」が公開

外観検査AIとは、製造業のものづくりにおける目視検査工程（外観検査）を自動化するAI（人工知能）だ。自動車部品や金属、ゴム、木材などのキズや汚れ、異物混入（コンタミネーション）を検知して製造現場の省人化を支援する。工業製品だけでなく、化粧品や食品、農作物の検査の自動化が可能なAI製品も増えているという。既存のラインに組み込むツールや開発のほか、装置やカメラ、ロボットなど提供形態はさまざまだ。

製造現場では、人材不足が年々深刻化している。具体的には、「熟練の職人が検査を担当しており、技能継承が難しい」「技能訓練生を受け入れていたがコロナ禍で人数が安定しない」「工場が地方にあるため人が集まらない」といった課題が顕在化しているという。

これまでAIsmileyでは、外観検査AI導入を検討している企業に向け、製造業向けの導入事例をまとめた「製造業向けAIソリューション事例ガイド」や導入のための基本から実践的なトピックをまとめた「外観検査AI導入の手引き」などのeBookを提供してきた。今回の外観検査AIカオスマップは各社の公開情報を基にAIsmileyが独自の視点で取りまとめたもので、国内で利用可能な外観検査AIサービスのうち、103種類のサービスを分類・一覧化し、マッピングしているとのことだ。