秋葉原でコミュニティ通貨サービス「まちのコイン」が導入へ

株式会社GENDA SEGA Entertainmentは、株式会社カヤックが開発した、コミュニティ通貨(電子地域通貨)サービス「まちのコイン」を、秋葉原地域に2022年1月26日から導入すると発表した。

同社が「運営元」となり、秋葉原にあるSEGA4店舗の他、神田明神(神田神社)、秋葉原ワシントンホテル、スーパーホテルpremier秋葉原、とらのあな、サンコーレアモノショップ秋葉原総本店、ゲーマーズ AKIHABARA本店、秋葉原工作室、など、秋葉原のさまざまな業種の加盟店で利用可能だ。なお、加盟店は現在も受付中で、今後も増加予定だという。「まちのコイン(通貨名:アキコ)」の導入により加盟店間の相互送客の促進、新たな顧客体験価値を生み出すことで、アフターコロナの国内観光客とインバウンド需要の回帰を目指すとのことだ。

■秋葉原「まちのコイン(アキコ)」概要

開始時期:2022年1月26日(木)
利用場所:スポット(16)※12月14日現在
利用方法:「まちのコイン」アプリをAppStoreまたはGoogle Playからダウンロード、地域選択で「秋葉原」を選択
通貨名:「アキコ」

■導入背景

日本を代表する電気街であり、近年はポップカルチャーの情報発信地でもある秋葉原も、コロナ禍における人流の減少で、様々な店舗が苦境に立たされたという。そこで、秋葉原にある企業や店舗が共闘し、相互送客を促進することで、この苦境を乗り越えるべく「まちのコイン」の導入を決定。お金で買えない嬉しい体験が得られる「まちのコイン」を活用することで、加盟店間の協力体制、秋葉原とユーザーの結びつきの深化を目指すとのことだ。

■コミュニティ通貨サービス「まちのコイン」とは

「まちのコイン」は、現金をチャージするプリペイドカード式や、使用金額に応じたポイント発行システムではなく、法定通貨への換金性が無い、コミュニティ通貨サービスだ。スマートフォンのアプリをダウンロードし、QRコードを介して使用する。「もらう=まちの活動を手伝ってコインを貯める(例:1日1回来訪する、アンケートに答える、地域を掃除する、など)」、「つかう=まちに良いことやスペシャルな体験と交換(例:賞味期限直前のサービス品販売、特別な体験ツアー、など)」、これまでとは違った秋葉原の楽しみ方をユーザーに提案し、賑わいに繋げるとのことだ。

■通貨名「アキコ」

出典元:プレスリリース
コミュニティ通貨サービス「まちのコイン」は、現在、都内では下北沢、大塚の他、神奈川県鎌倉市や沖縄県石垣島など13の地域で導入され、それぞれ異なる通貨名を持っている。秋葉原では、ゲームやアニメ文化、歴史、食と多様なカルチャーに出会えるという秋葉原の特徴から、テーマを「カルチャーで、つながるまち」とし、親しみやすい通貨名として「アキコ」にしたという。

「アキコ」のサービスは以下のような、テーマに沿った体験(案)を提供する。

・「もらう」
各スポット    「来店で50アキコあげる(1日1回限定)」
神田明神   「境内清掃に参加して頂いたら300アキコをあげる」
セガ秋葉原    「エコバック持参で景品獲得したら200アキコあげる」
・「つかう」
秋葉原工作室 「500アキコで作ったプラモデルを展示」
セガ秋葉原    「150アキコで賞味期限直前のお菓子プレゼント」

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