非接触バイタルセンシング技術「SENSING」、Android版デモアプリケーションを提供へ

株式会社センシングは、テレワークや遠隔診療の普及による自宅での健康管理のニーズ増大を受けて技術提供を開始した、非接触バイタルセンシング技術「SENSING」のAndroid版デモアプリケーションを、2021年12月17日より同社技術が有効活用可能な分野の企業に向けて、技術提供を開始すると発表した。

現在、メンタルクリニック、人材サービス企業、スポーツジム、高齢者施設などと共同で非接触バイタルセンシング技術「SENSING」の有用性を確認するための実証実験を進めており、その過程でIOS版に加え、Android版デモアプリケーションを開発したとのことだ。

■非接触バイタルセンシング技術「SENSING」とは

本技術は、特別なカメラやハードを必要とせず、スマートフォンやPCに搭載されているカメラで動画を撮影するだけで脈拍や交感神経、副交感神経などのバイタル情報の取得が可能となる。屋内外問わず、誰でも、手軽に非接触で健康のチェックができる。
出典元:プレスリリース

■ストレスフルな社会が抱える健康管理上の課題

近年、特に未病状態の人口が増え、ストレスに苛まれている人が多くいるという。テレワーク下における従業員の遠隔での健康管理に関して、微妙な表情の違いが読み取りづらく健康管理が行き届きにくい、また、若年層・高齢層共に生活習慣病が増加傾向にある中、日常的にバイタル情報を計測していないため体調の変化に気づきにくいなど多くの課題があるとのことだ。
出典元:プレスリリース

■日常的なバイタルデータ取得の有用性を確認する実証実験

同社は、非接触バイタルセンシング技術「SENSING」は、鬱や躁鬱の前兆をバイタルデータからいち早く読み取るツールになり得ると考えており、その有用性を確認するため、メンタルクリニックの受診患者や人材サービス企業の従業員と共にテレワーク下でのストレス状態を計測し、また大手スポーツジムの会員、高齢者施設の利用者と共に日常的なバイタル情報の計測を行う実証実験を進めているという。今後は、配送ドライバーの運転中のストレス状態把握や、治験を受診する人のバイタルを測定する実証実験を行う予定とのことだ。

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