AI契約審査プラットフォーム「LegalForce」、校正業務の工数を削減する「表記ゆれチェッカー」をリリース

AI契約審査プラットフォーム「LegalForce」を提供する株式会社LegalForceは、契約書の校正の品質を向上させる機能「簡易表記ゆれチェッカー」をアップデートし「表記ゆれチェッカー」としてリリースしたと発表した。本アップデートにより、多様なパターンの表記ゆれに対する指摘が可能となり、校正業務にかかる膨大な工数と、見落としのリスクを軽減できるようになるという。

■契約書作成時に発生する、表記ゆれとは

表記ゆれとは、文章内にある単語が2通り以上の書き方をされることにより表現にばらつきが生じてしまうことを指す。表記ゆれは様々なパターンが存在するが、例えば契約書作成時においては、「及び」と「および」などと漢字・ひらがな表記の混在や、「甲・乙」と「売主・買主」など当事者名の混在などがあるという。

■「表記ゆれチェッカー」開発の背景

「LegalForce」は、契約書レビュー業務の効率化と品質の向上を実現させるAI契約審査プラットフォーム。契約書の精度を高くするために、様々な工程が発生する。その工程の一つに契約書の校正がある。校正において、契約書内で使われている表記が揃っているか確認が必要だが、細かい部分のチェックであること、特に文書量が多いと表記ゆれを見落としてしまうことになるという。以前リリースした「定義語チェッカー」と同様、表記ゆれも機械的に訂正箇所を指摘することで、契約書作成業務の負担を軽くし、より人間にしかできない業務に時間を充てられるようにするため、「簡易表記ゆれチェッカー」の対応範囲を拡充させ「表記ゆれチェッカー」としてリリースしたとのことだ。「表記ゆれチェッカー」により、例えば漢字とひらがなの表記ゆれ(「当たり」または「あたり」など)、甲乙等の当事者名の表記ゆれ(「甲・乙」または「売主・買主」など)を瞬時にピックアップし校正作業の効率化を実現するとのことだ。

■「表記ゆれチェッカー」に対応しているチェック内容(一部)

・「及び」「即ち」「直ちに」など漢字/ひらがなの表記ゆれチェック
・瑕疵担保など現在使用されていない用語の一部をチェック
・甲乙以外に定義された当事者名の表記ゆれチェック

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