Number社、事業部での社内会議をMeta Questを活用した「メタバース会議」に統一へ

株式会社Numberは、『チャンピオンサーチ』事業部で、社内ミーティングに関するルールを変更。今後社内ミーティングでは、Meta社 (旧Facebook)の提供するMeta Questを利用したものに統一し、離れていても密なコミュニケーションを取れるようにすると発表した。

■メタバース会議とは

メタバースは「メタ(超越)」と「ユニバース(宇宙)」を組み合わせた造語で、仮想空間のこと。VRヘッドセットを装着し、各人はアバターとして入室する。VRヘッドセットを装着してバーチャル会議室へ入室すると、そこはまるで本物の会議室。自分の手元モニターやキーボードはそのままに、遠く離れた場所にいるはずの会議相手のアバターが、目の前で身振り手振り、表情まで再現されて登場する。マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は、3年以内にほとんどのオンライン会議はメタバースに移行し、人々はヘッドセットとアバターを通してやり取りをするようになるだろうと予想しているなど、非常に利便性・リアルの再現性が高いとして注目を集めている。

■背景

Numberでは、多くの開発メンバーを新しく採用している。社員はスキルや経験を重視して採用しており、住む場所は東京に限らず、全国北から南、海外在住者もおり、バラバラだという。また、最大限の効率化を目指し、社内会議に多くの時間を割くことのないようオンライン会議も高頻度では開催していなかったとのことだ。そこで起こったのが、「開発で密に連携を取っていながらも、相手を近くに感じられない」「常に平面(2D)でのコミュニケーションとなり、(新しいメンバーであるほど)相手のパーソナリティなどソフトな面がわからない」などの不満の声だった。相手の表情や身振り手振りなどが目の前で再現されるこのメタバース会議によって、こうした問題を解決できるのではないかと導入を決定したとのことだ。

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