NEC、顔認証でワクチン接種完了を確認できるクラウドサービスを提供へ
2022/2/10
NECは顔認証を活用してワクチン接種を完了していることを迅速に確認できるクラウドサービスを新たに開発し、2022年3月末に、生体認証とID連携機能を一体化したクラウド基盤サービス「NEC I:Delight Services」のひとつの機能として提供を開始すると発表した。
■背景
■本サービスの特長
利用者が事前に新型コロナワクチン接種証明書アプリの接種証明情報と顔情報を専用WEBサイトから登録し、紐づけすることで施設管理者は入場の際に証明書やスマートフォンなどの提示を受けることなく、顔認証によって簡単かつ安全にワクチン接種の完了確認ができる。また、従来の係員が目視で行ってきた確認作業工数を大幅に削減できる。
2. 導入準備の短期化、運用の容易化を実現
クラウドサービスとして提供するため、初期費用の抑制や短期間での導入が可能だ。また、個別のアプリケーション開発やメンテナンス等が不要となり、導入後の容易な運用も実現できる。
なお、NECは本サービスの機能強化を今後も検討し、例えば、ワクチン接種完了だけでなく入場チケットの同時確認も顔認証で実施することで、大規模イベントにおける入場のさらなる簡便化、時短化を目指すとのことだ。