スルガ銀行とGMS、FinTechを活用した自動車ローンの日本全国への試験的な提供を開始

Global Mobility Service 株式会社(以下、GMS)はスルガ銀行株式会社と業務提携を締結し、ファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)を実現すべくFinTechを活用した新しい自動車ローン「オートローン(MCCS付き)目的別ローン<カード型>」の日本全国への試験的な提供を開始したと発表した。

■業務提携の概要

スルガ銀行は、顧客視点に立ったサービスを追求し、金融サービスが行き届いていない顧客に寄り添い安心を届けることで、真に必要とされる価値と豊かな暮らしを提供することを目指しているという。GMSは、真面目に働く人が正しく評価される仕組みを創造することをビジョンに掲げており、独自開発した自動車の遠隔起動制御を可能にするIoTデバイス「MCCS」とモビリティサービスプラットフォーム「MSPF」を活用したFinTechサービスモデルを構築し、日本国内及びASEAN各国にサービスを提供している。スルガ銀行とGMSは今回の提携により、返済能力を有しているにも関わらず、既存の審査判断基準ではローンを活用することができず必要な車両を入手できない人のニーズに応え、本オートローンを提供する。また本オートローンは、日本全国の新車・中古車を対象にサービスを提供し、申込から契約の締結までWEBで手続きを完結することが可能となる、GMSの地方銀行提携ローンでは全国初となる取り組みとのことだ。
出典元:プレスリリース

■業務提携の背景と目指す未来像

日本国内において、自動車を購入したくてもオートファイナンス申込時の審査に通過できず、自動車を購入できない人口は年間約200万人にも上るという。車を必要とし支払い能力が十分あるにも関わらず、従来のローン審査に通過せず自動車を入手できないために、地域での就業や通勤が困難になるなどの社会問題が存在しているとのことだ。

本提携により、自動車を必要とする人々に車を入手する新たな手段を提供し、真面目に働く意思がある人が活躍できる社会を実現することは、両社が共通して取り組むSDGs(国連採択の持続可能な開発目標)の達成、並びに、ファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)の実現という目的に合致するものとのことだ。

Article Tags

Special Features

連載特集
See More