投げ銭や課金の「推し活」で保護猫を支援できるWebサービス「neco-note」がリリースへ

株式会社neconote(以下、ネコノテ)は、2022年2月22日の「猫の日」に、投げ銭や課金など「推し活」で保護猫および保護猫団体を経済的にサポートできるWebサービス「neco-note(以下、ネコノート)」をリリースすると発表した。

■サービス概要

ネコノートは、保護猫団体が登録した保護猫の中から、ユーザーが任意の猫を選び、月額会員(以下、バディ)となることで、選んだ猫のライブチャットなど、限定コンテンツを楽しむことができるWebサービスだ。追加課金で猫を複数登録したり、ライブチャットで使用できる「おやつ券」の購入も可能だ。

月額会員の会費や追加課金で発生した売り上げのうち、サービス運営費等を除いた50%は、その猫の所属する保護猫団体の収益となる。アイドルのライブ配信を「推し活」するようなイメージで、保護猫を支援できる。
出典元:プレスリリース
保護猫をバディが「推せる」のは、その猫に新しい家族が見つかるまでの間だ。アイドルの卒業を祝うように、家族を見つけた保護猫も、祝われてネコノートを卒業する。

Webサイト内では、上記のサービスのほか、ボランティアのマッチング機能や、バディである月額会員の活動履歴の可視化機能を提供する。これらの機能により、保護猫団体のボランティア不足解消や、バディが保護猫を迎える際のスムーズなやりとりが可能になる。

■背景

現在、保護猫団体の運営は大部分が寄付によってまかなわれているが、ひと月あたり数十万もの医療費や餌代がかかる中、寄付だけでは安定した運営が難しいのが実情だという。また、犬や猫の殺処分は減少傾向にあるものの、いまだに年間約2万頭もの猫が殺処分されている現状があるとのことだ。

一方で、保護猫の受け入れを行いたくとも、生活環境や家族環境、アレルギーなどのさまざまな事情で、それが叶わない人がいる。また、「保護猫団体がどのような支援を求めているかがわからない」という声も聞かれるという。

ネコノテは、これまでも保護猫譲渡会の企画運営など、保護猫の命を助けるための事業を複数行ってきた。代表は自ら保護猫シェルターに住みながら事業活動を行っているという。その中で生まれた、「さまざまなかたちの支援を保護猫団体に届けたい」「保護猫団体が持続可能かつ自立した運営を行うサポートをしたい」というアイデアをもとに、Webサービス「neco-note(ネコノート)」を形にしたとのことだ。

ネコノートを活用することで、支援者は猫を家族へ迎えたり直接触れたりしなくとも、保護猫を経済的に支援できる。保護猫団体は、保護猫に対する月額会費を事業収入として得ることで、安定した運営を目指すことができる。

2022年1月にネコノートの開発のためにクラウドファンディングを実施したところ、1週間あまりで目標金額の100万円を達成。保護猫団体がより多くの猫を保護し、新しい家族探しのための活動を行えるようになることで、猫の殺処分数は減らせると考えているという。ネコノテは、1頭でも多くの尊い命を救うために、ネコノートの利用者、および連携保護猫団体の拡大を目指すとのことだ。

Article Tags

Special Features

連載特集
See More