特別支援学校や入院中の子どもたちにメタバース体験を届ける「D-SHiPS JOURNEY」が発足

特定非営利活動法人ディーシップスミニ、株式会社TART、株式会社グラコネ、gooddo株式会社、株式会社セプテーニ・インキュベートは、特別支援学校や入院中の子どもたちにメタバース体験をプレゼントするべく「D-SHiPS JOURNEY」を発足すると発表した。

本企画では、「子どもたちの未来に船を出そう」というビジョンの実現に向け、アートとテクノロジーの力を使い「支援の形」としてNFTアートを発行する。NFTの販売を通じて得た収益を用いて、身体が不自由な子どもたちとメタバースを企画・制作し、完成したメタバース体験を全国の子どもたちへ届ける。
出典元:プレスリリース

■「D-SHiPS JOURNEY」発足に至る背景

現在、コロナ禍で障がいを持つ子どもたちは外に出ることができず、子どもたちに大切な「体験」の機会が減っているという課題がある。そのような中で、「特別支援学校の子どもたちや入院中の子どもたちに何か楽しい体験を届けたい」「ベッドの上からでも退院後の自分に興味がある世界を体験してもらいたい」というディーシップスミニの想いがきっかけとなり、本企画は始まったという。その想いに共感した、TART、グラコネ、gooddo、セプテーニ・インキュベートはそれぞれの得意領域を活かし、メタバースコンテンツやNFTの可能性に目を向け、「D-SHiPS  JOURNEY」が発足したとのことだ。

■プロジェクトの概要

<航路1 D-SHiPS NFT コラボレーションアートの出航>

・D-SHiPS NFTとは
ディーシップスミニのモチーフである船をテーマにした⾶空艇NFTをOpenSeaにて販売する。⾶空艇の帆の部分にはコラボレーションの形としてアートが描かれている。そして今回、展開するコレクションは2つある。

アーティストが賛同した公式コレクション Canvas by Official Artists
コレクション名:D-SHiPS NFT Canvas by Official Artists
発売期間:2022年5月2日(月)~2022年5月31日(火)予定
販売方法:OpenSeaにて固定価格による出品
個数:アーティストコラボ型50個(6名のアーティストの作品とCC0のNFTアートを含む50個)
価格:0.2ETH(6名のアーティストとのコラボNFT)/0.1ETH(CC0のNFTアートコラボ)
規格:ERC-1155
ブロックチェーン:Ethereum

・アーティストコラボ型NFTの一部
出典元:プレスリリース
支援者と共創できるコレクション Canvas by Supporters
コレクション名:D-SHiPS NFT Canvas by Supporters
発売期間:2022年5月2日(月)~2022年5月31日(火)予定(フォーム申請期日は6月30日を予定)
販売方法:OpenSeaにて固定価格による出品
個数:サポーターコラボ型50個(購入者が所有するNFTや画像を帆の部分に挿入可能な作品50個)
価格:0.1ETH
規格:ERC-1155
ブロックチェーン:Polygon

・サポーターコラボ型NFTの作成フロー
出典元:プレスリリース
ビジョンに賛同したアーティストによる作品が購入できるだけでなく、購入者が所有しているNFTや画像データを挿⼊でき、コラボレーションを通して、より一層コンセプトを体感できるようにサポーターズコレクションを用意したとのことだ。

・賛同したNFTアーティスト(五十音順)
Ame-chan🍬
おにぎりまん
カズシフジイ
cocopon
Zombie Zoo Keeper
高尾俊介(Shunsuke Takawo)

<航路2 Concept Event 体験型アート展示@Decentraland>

現実社会では、健常者の想像だけで当事者不在のデザインがされることがまだ多く、障がい者たちは不便を感じることが多々あるという。そこで、障がい者が日常で感じている課題や手話などに触れ、少しでも世の中のデザインが良い方向に進んでいくきっかけとなるような新しい体験をメタバースで表現する。本企画ではD-SHiPS NFT Canvas by Official Artistsの展示も行い、さらに、アトラクションをクリアし、体験をSNSでシェアすることで無料NFTを配布するキャンペーンも実施する。

・「Decentraland」内のアトラクションイメージ
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース
また、本メタバース空間の建造物は、メタバース/VRクリエイターとして活躍しているMISOSHITA氏が手掛けており、建造物を設置している「Decentraland」の土地については、 AudioVisual cryptoartistで一般社団法人Metaverse Japan理事のYu Ayato氏が無償で提供している。

・無料NFT配布キャンペーンについて
出典元:プレスリリース
アトラクションのゴール地点には、クイズが用意されている。ユーザーは、アトラクションをクリアし、クイズの答えと本キャンペーンをTwitterでシェアしたリンク、そして受け取りのウォレットアドレスをフォームに記入することで、限定のウェアラブルNFTを受け取ることができる。

<航路3 Special Metaverse 子どもたちにとっておきのメタバース体験をプレゼント!>

D-SHiPS NFTの収益の一部が支援となり、複数の体の不自由な子どもたちをもつ当事者家族と共に、ワークショップを展開しコンテンツの企画・制作を行う。制作を予定しているコンテンツは、特別支援学校や入院中の子どもたちが経験する機会が限られている屋外での遊びや学びに繋がるコンテンツを予定しているという。また、障がいがある事で体験が制限されている事もメタバースを通して届けていきたいと考えているとのことだ。障がいを持つ子どもたち・家族が、共に楽しめるメタバース体験をつくり、ディーシップスミニのネットワークを用いて、全国の子どもたちへ届ける。
出典元:プレスリリース

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