BiPSEEとMeiji Seika ファルマ、VRを活用した「うつ病治療VR製品」の事業化推進に関する業務提携契約を締結

株式会社BiPSEEは、Meiji Seika ファルマ株式会社と、BiPSEEが開発中の「うつ病治療VR製品」を事業化するための研究開発の戦略策定と推進に関する業務提携契約を締結したと発表した。

本開発製品は、VRによる高度な視覚シミュレーションを応用した新たな治療法の確立を目指した製品であり、抑うつ気分を持続させる要因である「反すう思考」の背景にある感情や考え方から距離を置く、第三世代認知行動療法等のアプローチを基盤としている。BiPSEEは現在、研究機関との連携を進め、臨床研究を実施しながら本開発製品の医療機器承認を目指しているという。

本契約に基づきMeiji Seika ファルマは、本開発品に関してBiPSEEが実施する薬事承認取得に向けた研究開発へのサポートを行う。

近年のストレス社会において急増しているうつ病は、長期休職、失業、自殺などの最大要因として大きな社会課題となっている。加えて、長引くコロナ禍に伴う外出自粛などの行動制限や経済不安によって、うつ病や自殺者が再急増しており、科学的根拠に基づく対策が喫緊の課題となっている。Meiji Seika ファルマは、医療用医薬品の提供を通じて不安・うつ領域において30年以上の経験を積み上げてきた。こうして培ったノウハウを活用し、今回の業務提携契約を通じて次世代の精神科医療に貢献するとのことだ。
出典元:プレスリリース

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