バーチャルシティコンソーシアム、メタバース・都市連動型メタバース業界の発展に向けた「バーチャルシティガイドライン ver.1」を策定
2022/4/25
KDDI株式会社、東急株式会社、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社、一般社団法人渋谷未来デザインで組織している「バーチャルシティコンソーシアム」は2022年4月22日、メタバース/都市連動型メタバース業界の発展に向けた「バーチャルシティガイドライン ver.1」を策定したと発表した。
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■策定の背景・目的
今回、コンソーシアムでは、他の自治体やメタバース関連事業者が参考にできるよう関係省庁や専門家などとともに議論を行いガイドラインとして明文化した。また日本発のメタバースの発展を見据え、関係団体とさらなる議論が必要な項目を列挙し、議論の方向性を提案する。
今後コンソーシアムでは、ガイドラインver.2に向けてガイドラインver.1で未整理となっている、プライバシーや利用者権利の保護、メタバース間の相互運用性の確保、渋谷以外の他都市での適応に向けた整理などを継続議論していく。また、メタバース領域で業界や企業の垣根を越えて最先端の情報や世界観を広く共有するハブとなることを目的に2022年3月に設立された一般社団法人Metaverse Japanとも連携する。さらに行政、自治体、民間企業などで進めていくルールメイクの議論に積極的に参加するとのことだ。
■バーチャルシティガイドラインの主な項目
・メタバース全般項目 ・クリエイターエコノミーの活性化
UGC(User Generated Contents)の著作権
アバターの保護
アバターの肖像権とパブリシティ権
バーチャル・プロパティ
・都市連動型メタバース項目 ・実在都市の景観の再現性・改変
「公共性」の考え方
実在都市との連携・商流の整理
■バーチャルシティ宣言
1. 創作活動を促し、人の多様性を開放する
2. 人の生活空間を拡張し、新たな経済圏を創出する
3. グローバルレベルでの「シティプライド」と都市の文化を育む
4. 「ヒト・モノ・コト」の偶発的な出会いと、コミュニケーションを創出する
5. テクノロジーを活用し、ユーザーの権利の適切な保護に努める
6. 公の場としての適切な運営と、オープン性を確保する
7. 民主的なルールメイキング活動を推進する