エミレーツ航空、メタバースでのブランド体験の構築計画と収集型・機能型NFTの発行を発表

エミレーツ航空は、メタバースにおける特徴的なブランド体験の構築計画および収集型・機能型NFTの発行を発表した。初期プロジェクトはすでに進行中で、数ヶ月以内に提供開始を予定しているという。

さらに、ドバイ国際博覧会跡地にあるエミレーツ館を技術革新の拠点として再利用し、メタバース、NFT、Web3(ウェブスリー)など、エミレーツ航空の未来を見据えたプロジェクトを実現するために世界中から人材を集めるとのことだ。

エミレーツ・グループ会長兼最高責任者シェイク・アハメッド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム殿下は、次のように述べている。「ドバイとUAEは仮想資産、人工知能、データ保護などの分野において実用的な政策と規制の枠組みに支えられた明確なビジョンを持ち、デジタル経済の道を切り開いています。エミレーツ航空は、業務プロセスの改善、顧客サービスの強化、そして従業員のスキルと経験を豊かにするために、先進的な技術を常に採用してきました。我々は、未来のデジタル空間がもたらす可能性に期待を寄せ、収益向上、ブランド体験の改善、事業効率化に繋がる先進技術を用いた製品とサービスを開発するため、財務面および人材面で多額の投資を行います。未来をテーマにした万博のエミレーツ館が、UAEのデジタル経済に対するビジョンに沿った未来体験を開発する最先端ハブとして再利用されるには相応しい場所です」

エミレーツ航空は、Web3戦略についても業界パートナーと協力を続け、今後のプロジェクトのための人材を確保するという。

エミレーツ航空は、5年以上前から公式サイトとアプリでバーチャル・リアリティ(VR)技術を採用しており、機内空間の没入型3D体験を提供開始した。利用者は3Dシートマップから希望する座席の予約手続きを行ったり、チェックイン前の座席を確認したりすることができる。この技術は、外部アプリケーションやプラグインを必要とせず、すべてのデバイスに対応している。

昨年、エミレーツ航空は航空会社として初めてOculusストアで独自のVRアプリを発表した。ユーザーはフラッグシップ機であるA380とボーイング777-300ER ゲームチェンジャーの機内で、完全再現した客室インテリアをインタラクティブに体験することができる。例えば、機内ラウンジでアイテムを手にしたり、シャワースパでシャワーの水を出したり、プライベートスイートのドアを閉めたりすることができる。また、コックピットの中を探索することもできる。

「民間航空の未来」をテーマにしたドバイ万博エミレーツ館で最も人気があった体験は、未来の航空機の客室内を紹介する「VRジャーニー」だったとのことだ。
出典元:プレスリリース

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