筑波大学とおいしい健康、「2型糖尿病患者を対象とした、スマートフォンアプリによる食事療法」に関する探索的研究を開始
2022/5/9
株式会社おいしい健康は、筑波大学医学医療系内分泌代謝・糖尿病内科 矢作直也准教授と共同で「2型糖尿病患者を対象とした、スマートフォンアプリによる食事療法」に関する探索的研究を開始したと発表した。
■研究の背景
このような中、2型糖尿病患者の治療においては、適切な食事療法を継続的に行うことが引き続き優先度高く求められている。その一方で、約9割の一般診療所では管理栄養士が不在であり、現実には多くの2型糖尿病患者が、十分な食事療法を受けられない状態となっている可能性があるという。
近年では欧米を中心として、2型糖尿病患者の生活管理をスマートフォンアプリを介して実施する試みが拡大してきた。一部のケースでは、治験を実施の上、スマートフォンアプリに対して保険適用がなされるケースも登場している。
以上の状況を鑑み、同社および矢作直也准教授は、AI献立・栄養管理機能を強みとしたスマートフォンアプリ「おいしい健康」を2型糖尿病患者に提供し、それによる食行動の解析と改善、ならびに血糖上昇抑制効果を測定する探索的研究を実施することとなったとのことだ。
■研究の概要
なお、本研究の結果は、将来のSaMD開発(Software as a Medical Device:保険適用を受けるスマートフォンアプリ)の基礎データとして活用する計画とのことだ。