ドクターメイト、既存プロダクトの強化と新規事業への採用強化を目指しシリーズBラウンドで10億円を調達
2022/5/23
ドクターメイト株式会社は、シリーズBラウンドにおいて、グローバル・ブレイン及び同社が運営する農林中金イノベーションファンド 、Aflac Ventures LLC(Aflac Ventures Japan株式会社が投資活動を支援)、DBJキャピタル並びにSMBCベンチャーキャピタルの5社を第三者割当増資の引受先として合計10億円を調達したと発表した。
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■資金調達の目的
近年の少子高齢化に加え、新型コロナウイルスの影響により介護施設の業務負担は一層深刻化している。同時に介護業界にもDX(デジタルトランスフォーメーション)の機運が高まっている。ドクターメイト株式会社は、オンラインでの医療相談サービスと、夜間オンコール代行サービスを組み合わせた介護施設スタッフ専用サービス「24時間医療アクセス『ドクターメイト』」を提供し、介護施設の課題解決に取り組んでいる。今回の調達によって、SaaS型既存プロダクトの強化(病院連携・自治体連携等)と、教育事業など新規プロダクト開発のためのメンバー採用を積極的に進めるとのことだ。
■解決すべき日本の介護課題について
日本の医療費は年間で43兆円、介護費は10兆円を超えて、少子高齢化が進む日本で若者が抱える負担は年々増大しており、2025年に介護費は21兆円に達すると想定されている。一方で、日本の未来を担う子どもたちへの教育に対しての公的財源の年間支出額は、1999年以降の20年間増えておらず、高齢者の医療・介護に消えてしまっており、OECD(経済協力開発機構)に加盟する世界34カ国の先進諸国の中で、日本は最下位という状況だという。