日立システムズ、炭素会計プラットフォームのクラウドサービス「Persefoni」のリセラー契約を締結
2022/5/30
株式会社日立システムズは、気候変動管理・会計プラットフォームのリーディングカンパニーであるPersefoni AI, Inc.(以下、Persefoni社)とCO2換算排出量の算定と分析を行う炭素会計プラットフォームのクラウドサービス「Persefoni」のリセラー契約を締結したと発表した。
■概要
・日立システムズでは、2012年度からの自社データを活用した実証実験を行い、オフィスおよびデータセンタのCO2排出量が継続的に削減されていることを可視化できた。その知見を生かした導入コンサルティング、CO2排出データの登録支援など、本サービス利用時に、顧客に寄り添ったサポートサービスを提供する。
・まずは金融機関を中心に導入、炭素会計ノウハウを蓄積していき、その後、他業種企業や地方自治体へ拡大していく予定だ。また、日立システムズが持つ設備関連ソリューション・サービスや、今後提供していくオフセット関連ソリューション・サービスなどを併せて提供することにより、顧客のカーボンニュートラルの達成をワンストップで支援する。
<Persefoniの機能>
・炭素会計(コア機能):自社や投融資先企業の温室効果ガス排出量(スコープ1、2、3)の算出・報告
・気候変動ベンチマーク:自社の温室効果ガス排出量をCDPデータを基に競合他社と比較
・気候変動モデリング:SBTiに適合したカーボンニュートラル目標の策定、達成シミュレーションと実際数値の比較
■背景
・金融機関では投融資先を含めた算定が必須となっており、今後業界全体に広がる見通しだ。しかし、CO2排出量の算定には非常に複雑なデータの分析が必要となり、顧客の対応負荷が大きな経営課題となっている。