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Zホールディングス、プライバシーを尊重しながらAIを安全に活用するための方針として「Zホールディングスグループ AI倫理基本方針」を策定

Zホールディングス株式会社(以下、ZHD)は、ユーザーのプライバシーを尊重しながらAIを安全に活用するための方針として、「Zホールディングスグループ AI倫理基本方針」を策定したと発表した。
本基本方針はZHDグループにおけるAIの正しい利用を促進するとともに、負の側面を抑止する指針を示し、今後定める具体的な自主ルールの理念となるものだ。

■策定の背景および経緯

近年、AI技術の急速な発展とそれを可能にするデータ量の増加により、国内外におけるさまざまな産業においてAI活用が進み、労働力不足の解消や社会の利便性向上、社会課題の解決が期待されている。一方で、AIが差別的な評価や選別を意図せずに行ってしまい、人権を侵害する可能性があることも指摘されている。こうした倫理的問題の解決などを目的とするガイドラインの整備、法規制の検討が国内外で進んでいる。

ZHDは、デジタル社会におけるAI技術の活用に際し、ユーザーが安心してサービスを利用するために必要な基本方針の明確化と、実効性のある自主ルールを策定することを目的として、昨年6月「AI倫理に関する有識者会議」を設置し、専門家とともに、本基本方針について計5回にわたり議論を重ねてきたとのことだ。

■基本方針の趣旨

本基本方針では、ユーザーのプライバシーを尊重しながらAIを安全に活用し、情報の多様性を活かすことによって、一人ひとりが多様な幸せを得られる社会の実現に貢献することを宣言している。

また、本基本方針は8項目からなり、特定の属性や個人に不当な差別や不適切なバイアスがかからないよう「公平性と公正性の追求」や、「安全性とセキュリティの確保」、「プライバシーの保護」などを定めている。この公平性や公正性に加え、高い透明性を維持していくため、AI活用の状況について引き続き有識者会議など外部からの意見を受けながら、本基本方針の下に、具体的な自主ルールを順次定めるとのことだ。

・委員長 大屋雄裕(慶應義塾大学法学部教授)氏によるコメント
「日本を代表するデジタル・プラットフォーマーがAI倫理の基本方針を公表し、これに基づいてAIの積極的かつ健全な利活用を目指す姿勢を明らかにしたことは大変望ましいと考えています。今後は、本基本方針で示された理念を反映し、利活用の健全性を担保するガバナンスをどのように実践していくかが問われるところであり、その点においても先進的な取り組みを続けることで、広く社会一般の模範となることを期待したいと思います」

「Zホールディングスグループ AI倫理基本方針」は以下の通り。

(前文)
Zホールディングスグループは、日本・アジアから世界をリードするAIテックカンパニーとして、AIの活用によってすべての人々に新たな価値と無限の可能性を与え、人類が未来に向けてより良い社会を実現する世界を目指します。一方でAIが人々や社会に負のインパクトを与え得ることを認識しています。私たちは、ユーザーのプライバシーを尊重しながらAIを安全に活用し、経済問題、教育問題、環境問題などの社会課題を解決する持続可能な社会と、新たな価値やつながりから生まれる情報の多様性を活用することによって、一人ひとりが多様な幸せを得られる社会の実現に貢献します。

私たちは、社会や経済に対しての責任を意識し、国際的な人権規範およびZホールディングスグループ行動規範、人権に関する基本方針に従い、多様性の尊重のもと、不当な差別を許容せず、生命の安全や表現・言論の自由を尊重します。その上で、人々が等しくAIによる恩恵を受け、AIの活用により社会に新たな価値と進化を提供し、より良い未来を創造していくことに責任を持ちます。私たちは、お客様や社会に対して、ここに基本方針を宣言します。

1. 情報の多様性から生まれるより良い未来の創造と人類への貢献
Zホールディングスグループは、社会が多様な価値観、多様な考え方で構成されていることを理解しています。AIは人類に新たな多様性をもたらし、異なる価値観や考え方、情報の交差と尊重を促し、社会のイノベーションを加速させると考えます。私たちはAIを健全な社会の発展とより良い未来の創造、そして人類への貢献のために活用します。

2. 平和で持続可能な社会の実現
Zホールディングスグループは、国際的な人権規範およびZホールディングスグループ行動規範、人権に関する基本方針に従い、AIの恩恵を受ける権利がすべての人々に平等にあることを認識し、社会課題が解決できる持続可能な社会の実現や、世界平和のためにAIを活用します。私たちは、AIによって社会の生産性を高め、社会経済の活性化に貢献します。また、AIの活用により人々の学習と成長のスピードを高めるとともに、Zホールディングス環境基本方針にのっとり未来世代に向けた地球環境保全への取り組みを実践します。

3. ガバナンスコントロール
Zホールディングスは、AI倫理基本方針がZホールディングスグループとして実効的な取り組みとなるよう、ガバナンスコントロールに責任を持ちます。万が一、社会やユーザーに不利益を与えるなどの事象が発生した場合には、その事実を速やかに開示するとともに、発生原因の解明に努め、適切な安全管理措置と広範な再発防止策を講じます。

4. 公平性と公正性の追求
Zホールディングスグループは、AIの開発や利用に際して、ユーザーのプライバシーを尊重し多様性を重視しながら、特定の属性や個人に不当な差別が起こらないよう公平性の確保に努めます。また、AIを利用した結果に不適切なバイアスがかからないよう、データ、アルゴリズム、アウトプットなどに対して適切に検証しAIの公正性を追求します。

5. 透明性と説明可能性の追求
Zホールディングスグループは、AIによる判断根拠について透明性が求められていることを認識し、説明可能性を追求します。AIに対する懸念を最小化するべく、社会から理解と納得を得るコミュニケーションの実現に努めます。

6. 安全性とセキュリティの確保
Zホールディングスグループは、AIを活用する上で、安全性とセキュリティの確保を前提とし、AIの利用用途に応じたリスクの評価と、リスクに応じた対策をZホールディングスサイバーセキュリティ基本方針にのっとり実施します。

7.プライバシーの保護
Z ホールディングスグループは、AIが取り扱うユーザーデータについて、高い次元のプライバシー保護が必要であると考えます。AIの開発や利用に際して、プライバシーの侵害を起こさないよう⼗分留意し、Zホールディングスデータプロテクション基本⽅針を遵守し、ユーザーの信頼を構築していきます。

8. AI人材の育成
Zホールディングスグループは、さらなるAIの発展のために、多様な職種においてAI ⼈材の育成に取り組み、学術・学際領域で議論をリードし産学官の枠を超え新たな価値創出をできる⼈材を輩出し、AIによる社会発展に貢献します。

本基本方針は、AI技術や社会の考え方が時代とともに変化することを念頭に置き、適切な内容に見直していきます。

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