移住・関係人口促進マッチングサービス「SMOUT」、データ管理のための新機能をリリース

株式会社カヤックは、同社が提供する移住・関係人口促進のためのマッチングサービス「SMOUT」において、2022年7月7日に地域ユーザ―向け管理画面の新機能をリリースすると発表した。

出典元:プレスリリース

■背景・目的

出典元:プレスリリース
「SMOUT」は、地域の人(自治体、事業者、個人など)が、地域に興味がある人を募集し、直接スカウトすることができる「スカウト型」マッチングサービスだ。移住イベントなど地域の情報発信や、地域に興味がある人とのコミュニケーションツールとして利用でき、移住及び関係人口の拡大につなげることを目指す。また地域のユーザープール(関係人口)をデータベース化して管理できる。2018年のサービス開始以来、移住・関係人口をデジタル上で可視化することで、地域とユーザーの継続的なつながりを創出し、現在約800の地域が本サービスを利用しているという。さらに近年のDX推進の潮流を追い風に、今まで以上に各地域のニーズに寄り添い、継続して使いたくなるサービスと進化していきたいと考えているとのことだ。

これまで移住・関係人口にかかわる地域の人々からの声をヒアリングしてきた中で、人手や時間などのリソース不足、情報発信やコミュニケーションの難しさ、ユーザーの反応や地域とつながりを持つ人を獲得した成果を数値化しにくいという、共通の課題が見出されてきたという。さらに、行政では自治体担当者が、業務上数年で異動してしまうことでノウハウや、過去のデータなどが蓄積されないという課題もある。これらの課題に対し、「SMOUT」はデジタルプラットフォームとして、ユーザーの反応や、活動状況などの情報を可視化できるよう、管理画面に新機能を追加することとなったとのことだ。

■データを有効活用できる3つの新機能

今回追加される3つの新機能は、各地域の活動状況や、蓄積されたユーザープールの内訳をグラフとして可視化し、客観的に分析可能にする。これまでの活動を分析することができ、有効な次の施策を検討することができる。開発にあたっては、これまで40回以上実施してきた地域ユーザーコミュニティのセミナーや交流会でシェアされていた成功事例(多くの移住者や関係人口を獲得してきた地域の事例)を参考にし、また一部の地域ユーザーにヒアリングするなど、実際に使う人の声を反映した形となっている。

■各新機能の特長

1.地域の活動状況とユーザーからのリアクションをデータ・グラフ集計可能
地域ユーザーの活動状況と、それに対する一般ユーザーからのプロジェクトへ「興味ある」と反応された数や、スカウトメッセージへの返信等のリアクションを全て一元管理し、一目でわかるようになった。活動の効果測定ができ、今後のプロジェクトやスカウトの追加など次の施策の考察に役立ち、PDCAサイクルを回すことができる。さらに、「SMOUT」の有料利用(プレミアムプラン)では、集計可能期間を2週間から最長1年まで設定することができ、データのCSVファイルダウンロードもできるため長期的なデータ蓄積にも有効だ(プレミアムプラン以外は4週間のみ)。
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2.ユーザー属性や移住に対する関心度を可視化
新規の「活動データ」ページで、「SMOUT」にいるユーザーの移住やプロジェクトへの関心度と年齢層をグラフで詳細に確認することができる。「メッセージへの返信」「プロジェクトへの興味」「一般ユーザー全体」のそれぞれの項目で各ユーザー比率が一目でわかるので、新規プロジェクトの作成やユーザーのスカウトを検討時に参考にすることができる。
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3.すべてのつながったユーザーの一元管理が可能
プロジェクトに興味ある/応募したいユーザーだけでなく、フリースカウトしたユーザーも含め、「SMOUT」上でつながったすべてのユーザーを一元管理できるようになった。
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