テルウェル東日本、店舗向けスマート化ソリューションを軸とする「スマートストア」事業を開始

テルウェル東日本株式会社は、新型コロナ禍における非接触ニーズや小売店舗における効率的運営に対する要望に応えるため、入店から商品選択、決済までをスマートフォンで完結し、購買データを活用した店頭、バックヤード業務を効率化する「店舗向けスマート化ソリューション」を軸とした事業を新たに開始すると発表した。

■背景と目的

日本の少子高齢化率は主要先進国で最も高い水準にあり、特に小売・卸売業は、製造業と並んで産業別労働人口が多い業種となっていることから、労働力不足の深刻化が予想される。また、新型コロナウイルスの影響により、来店客と従業員双方の安心と安全を守るため、人を介さない現場オペレーションや購買行動が求められる一方で、オフィスワーカー利用の多い店舗では、テレワークにより来店者数が減少し、店舗維持への効率化が急務とされている。テルウェル東日本は東日本電信電話株式会社と共同で取り組んだスマートストアの実証効果を踏まえ、このような社会課題や環境の変化に対応した無人でも運営可能な店舗向けスマート化ソリューションの提供を軸とした事業を開始し、人口減少社会、そしてSDGsに即した社会システムを推進するとのことだ。

■事業概要

(1)店舗向けスマート化ソリューション[サービス名称:「スマートア SMARTORE」]の提供
① 「スマートストアアプリ決済」による非接触購買とスタッフ稼働の省力化
スマートフォンアプリによる利用者決済によりレジ稼働を効率化し低コストな運営をサポートする。

② データドリブンによる最適な店舗運営
アプリ購入データに基づく購買解析に加え、店内に設置のAIカメラ映像解析を組み合わせることで、顧客導線を特定し、利用者属性にマッチした商品選定、棚割りの改善、効率化を図る。

③ 適正な仕入れによる機会ロス、廃棄ロスの削減
POSデータのみを参考にした仕入数ではなく、過去の来店者数、天候、気温、降水量等の気象データによる来店者予測から商品別の購入見込数を導き出すことで、機会ロスや廃棄ロスの削減を図る。

④ レコメンドによる来店機会の創出
購買データ解析による属性に合わせた新商品等のレコメンド、在庫一斉値下げによる売切り情報等、アプリを介してPUSH通知することで、特定需要者への来店機会創出をサポートする。

<スマートア SMARTOREのイメージ>
出典元:プレスリリース
<来店者の商品選択から決済までの流れ>
出典元:プレスリリース
(2)スマートストア運営に伴うコンサルティングサービスの提供
既存の運営店舗からの切り替えや、新店舗開設時のプロデュースから構築、運営支援等、同社既存サービスのオフィスコーディネート事業、清掃事業のノウハウも活かしながらスマートストア店舗としてトータルでコーディネートする。

(3)提供開始時期
2022年7月より提供

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