大日本印刷とPwCコンサルティング、メタバース分野で協業を開始
2022/7/27
大日本印刷株式会社(以下、DNP)とPwCコンサルティング合同会社は、インターネット上のバーチャル空間で、アバターと呼ぶ分身を通じて交流するメタバース分野で協業すると発表した。
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■協業の狙いと展開について
こうしたニーズ・期待に対してDNPとPwCコンサルティングは、今回の協業によって互いの各種ソリューションやサービスを組みあわせて、さまざまな企業や自治体等に対して、メタバースの導入・活用をワンストップで支援する。DNPはメタバース利用者の体験価値の最大化に向けて、「メタバースの構築・運用」「集客のためのコンテンツ企画開発」「関連する認証・セキュリティ・決済などのソリューション」などを提供する。またPwCコンサルティングは、「顧客や市場の課題分析」「課題解決に向けたコンサルティング」「コンテンツやソリューションの活用・導入支援」「効果検証などメタバースの市場拡大に向けた支援」などを推進する。
■メタバース分野における両社の強み
DNPは、リアルとバーチャルを融合する「XR(Extended Reality)」の技術を活用し、新しい体験価値と経済圏を創出するXRコミュニケーション事業を2021年から推進している。すでに渋谷区立宮下公園・札幌市北3条広場・秋葉原のメタバースや神田明神のCG空間を展開・運用するなど、多くの実績がある。以下の強みを掛け合わせて、高い信頼性を有するメタバース構築を支援する。
1.利用しやすさと高いセキュリティ品質を両立させたメタバース構築・運用支援
誰もがいつでも簡単かつ安全・安心に楽しめるXR空間構築システム「PARALLEL SITE(パラレルサイト)」により、生活者の利便性や使いやすさと高度なセキュリティ品質を両立したメタバースを提供する。また、導入企業等の要望に応じて、最適なメタバースプラットフォームの構築・運用を支援する。
2.コンテンツ関連やデジタルアーカイブ関連の事業で培った高精細な表現技術
アニメ・マンガ・ゲームなどのコンテンツホルダーとの協業で開発してきた多様な表現手法や、国内外の美術館・博物館の所蔵作品や有形・無形の文化遺産に関するアーカイブ事業で培った技術を活かして、メタバース上での最適かつ高精細なコンテンツを制作する。
3.メタバースで得られたデータを分析・活用したマーケティング活動を支援
企業のマーケティング支援等に関する豊富な実績・ノウハウを活用し、メタバースで得たデータを分析・活用したマーケティング活動を支援する。
・PwCコンサルティングのメタバース分野の強み
PwCコンサルティングは、先端技術を活用した企業や自治体等の事業推進支援に強みがあり、メタバース活用を含めた事業化の実績を多数有している。以下の強みを用いて、顧客企業等が実現したいことや課題を分析し、多様なコンテンツやソリューションを組み合わせて提供する。
1.メタバースに関する知見・経験
メタバース関連の技術や法規制・制度、利活用の動向など、幅広い知見を持つメンバーを多数擁している。海外拠点とも連携し、グローバルな最新情報も継続的に収集・分析している。
2.新規性の高い取り組みの社会実装に関する知見・経験
産学官やさまざまなコンソーシアムとの強いつながりと、新技術の社会実装に向けた豊富な支援実績を有している。これらの知見・経験を活かし、ビジネス/ガバナンス/社会受容性の観点から現状を整理していくことで、新規性の高い取り組みに対しても、技術適用だけでなく包括的な視点から社会実装を支援することが可能だ。
3.メタバース活用に付随する課題を含む包括的な課題解決力
産業ごとの専門チームや、先端技術を含むソリューションごとの専門チームが存在し、メタバースだけでなく、さまざまなテーマを組み合わせた支援の実績を有している。