テック業界で働く女性エンジニア向けプラットフォーム「sister」がリリース

bgrass株式会社は、2022年8月8日にテック業界で働く女性エンジニア向けプラットフォーム「sister」をリリースしたと発表した。

■背景

女性活躍の重要性については広く認知され始めているが、現在全業界平均では女性比率27%、中でも情報サービス業のITエンジニアは14%と依然として低い水準にあるという。また、コロナ禍で雇用が減少したサービス業は女性の就業が多い業種であり、女性の雇用悪化が目立っているとのことだ。経済産業省は2030年までに40~80万人規模でITエンジニアが不足する可能性を示唆している。女性エンジニアの採用や継続的な就業は、本人の雇用安定や人材不足の解消に加えて、SDGs開示の流れの中、企業価値の向上も図ることができるという。同社が女性エンジニア数十名にヒアリングした際、以下のような声があったとのことだ。
・社内にキャリアや勉強方法を相談できる女性エンジニアが少ない
・エンジニアとして転職したいが、自身のスキルに自信がない。加えて身近に相談できる人がいない。
ロールモデルやメンターとの出会い、相談できる場の提供を目的として、本サービスのリリースに至ったとのことだ。

「sister」では先輩女性エンジニアやキャリアコンサルタント・コーチング等の資格保有者や、1on1の経験が豊富なテック業界経験者と1on1をすることができ、キャリアや勉強方法の相談をすることができる。相談できるメンターとプラン内容は主に2種類だ。なお、既に約20名のメンターが登録済みだ。
・ライトシスター:テック業界の女性エンジニアとカジュアルな1on1を実施する。
・グレートシスター:キャリアコンサルタントやコーチングの資格保有者、1on1の豊富な経験を持つメンターと面談ができる。相談者の状況によってはワークを実施し、相談者のキャリアに伴走する。

また、一度でも本サービスを利用するとオンラインコミュニティ(Discord)に招待される。コミュニティ上のチャンネルで悩みを相談することや、勉強仲間を見つけることが可能だ。既にコミュニティでは「女性エンジニアがフリーランスで妊娠・出産すること」等のディスカッションがされているという。
出典元:プレスリリース
出典元:プレスリリース

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