同社は「世の中を変える、歴史を変える」というビジョンのもと、30年商習慣の変わっていない「オフィス移転」の常識のアップデートを目指している。オフィス物件と移転企業を直接マッチングさせる「SERECT」を開発している。従来のオフィス移転は、仲介業者を介して取引することが多く、ビルオーナーと移転企業が直接やり取りできる機会はほとんどなかったという。SERECTでは、オーナーと移転企業が直接つながる「場」を用意する事で、登録しているだけで「オーナーから直接提案を受けられる」という新たな移転体験をつくり、オーナー側は移転を検討している企業を「発見し、直接アプローチ」できる機会を得られるという、双方にとって新たな価値を産み出すことに取り組んでいるとのことだ。
コロナ禍の影響や、リモートワークの定着によりオフィスビルの空室率は上がっている。一方で企業の働き方が変わり、オフィス移転を検討する企業は少なくなく、移転ニーズは徐々に増えている状況だという。今回の資金調達を実施することで、2022年8月末を予定しているSERECTの正式ローンチと、事業の加速をさせることで「オフィス移転」の歴史を変えるサービスの実現を目指すとのことだ。
調達金額:5,000万円
調達方法:J-KISS型新株予約権
引受先 :Adlib Tech Ventures、ゼロワンブースターキャピタル
資金用途:プロダクトの開発費用、採用費用