HIKKY、メタバース開発エンジン「Vket Cloud」のロードマップを発表

株式会社HIKKYは、独自のメタバース開発エンジン「Vket Cloud(ブイケット クラウド)」のロードマップを発表した。また、ベータテスターの二次募集を開始する。

同社は、「バーチャルマーケット(Vket)」を運営してきた4年間を通じて、メタバース需要の急激な成長を実感。クリエイターがもっと自由にメタバース空間を開発できる環境を提供することで、様々な表現やサービスが生まれ、メタバースの市場は活発に伸びていくと考えているという。クリエイターの活動を支援することでクリエイティビティに価値を生み出したいという同社のビジョンに基づき、ベータテスターの二次募集を開始し、Vket Cloud SDK(Vket Cloudを使った仮想空間が個人のPCから制作できる開発キット)の無償配布を実施する。
出典元:プレスリリース

■Vket Cloud(ブイケットクラウド)とは

同社が独自開発したメタバース開発エンジン。Vket Cloudを用いて制作されたメタバース空間には、スマートフォンやパソコンから専用アプリなどのダウンロードを行うことなく、URLリンクをクリックするだけでアクセスが可能だ。マルチプレイにも対応しており、ボイスチャットやテキストチャットで同空間内にいる他のユーザーとのコミュニケーションも楽しめる。
出典元:プレスリリース

■Vket Cloudロードマップ

出典元:プレスリリース
同社は、2018年の設立以来、世界中から100万人以上が来場するイベント「バーチャルマーケット」の運営を通して、企業・事業のメタバース化成功実績から得たノウハウを元に、独自のエンジン「Vket Cloud」の開発、VR/AR領域への事業参入をサポートするコンサルティングサービスといった事業を展開してきた。近年は企業・個人問わずメタバースへの興味関心が寄せられているが、コストや技術において参入障壁はいまだ高い状況だ。特に地方自治体や学校からは、多数の問い合わせがあり、強いニーズを感じているという。メタバースをサスティナブルな産業にしていくためには、公的な機関を通じて一般の人へ提供することで可能性を広げられるのではないかと考え、2022年の秋には、地方自治体や学校に向けて無償提供を行うための説明会の開催を予定しているとのことだ。

「Vket Cloud」は、外部サービスとの連携など、Webを使ってメタバース空間を作成できるメタバースメーカーとして機能を進化させるという。今後はワールド内決済や1万人同時接続など、メタバース空間を訪れる人に向けた機能も強化され、各機能が追加されるに従い、独自アイテムの販売やイベント開催などもスムーズに行えるようになるとのことだ。

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