アートギャラリーとコレクターを繋ぐWebプラットフォーム「ArtX」がβ版をリリース

ArtX株式会社は、2022年8月30日にギャラリーとコレクターを繋ぐアートのプラットフォーム「ArtX」のβ版をリリースしたと発表した。

■開発の背景

昨年の「アートフェア東京2021」ではコロナ禍であるにも関わらず、来場者数は前回(2020は中止)よりも減少したものの売上高は最高額を記録。しかし、日本のアート市場規模は世界全体の1%未満となっており、日本国内のアート市場活性化が課題となっているという。

同社は日本国内のアート市場活性化を目的として、ギャラリーやコレクター、アートを楽しむ生活者の利便性を高めるためのプラットフォーム「ArtX」を開発したとのことだ。
出典元:プレスリリース

■ArtXの概要

ArtXは、アートギャラリーやファン向けのオンラインストアを中心としたプラットフォームだ。ギャラリーは、ArtXの管理側クラウドサービス「ArtXCloud」を利用するだけで、作品や顧客管理のほか直接コレクターやファン向けに作品を販売することやイベント情報の発信などができる。また、展覧会のスケジュールもギャラリーを跨いで確認できるので、ファンは都度ギャラリーサイトを訪れる必要はない。

・ArtXの特長
作品の管理と販売が連携しているので、二度手間にならない
日本語でのサポートが可能

■ArtXの機能・コンテンツ

ArtXのWebサイトのページ構成とその役割は以下の通り。
出典元:プレスリリース
・作品
ギャラリーが登録した作品が販売商品として並ぶ。コレクターはここから作品の購入が可能だ。アーティストごとに絞り込み表示することもできる。作品の在庫管理は一元化されているため、ギャラリーの現場で作品が購入された場合はオンラインストア上の在庫数も連動して変更される。

・イベント
ギャラリーが開催する展示会やアートフェアなどのイベント情報を確認できる。ArtXに情報がある全てのギャラリーのイベントが一覧表示されるので、コレクターはギャラリーごとにイベント情報を確認せずに済む。イベントは、イベント名、開催期間、場所で検索できる。

・マガジン
ギャラリーやイベント、アーティストの紹介などについて記事が読める。記事は基本的に運営側が作成するが、ギャラリーから情報提供があれば掲載することも可能だ。

・ギャラリー
ArtXを利用しているギャラリーが一覧で表示される。ギャラリー軸で、作品やアーティストを辿ることができる。コレクターはギャラリーをフォローすることができ、ギャラリーはフォロワーに情報を送信することができる。

・アーティスト
ArtXに登録しているアーティストが一覧で表示される。アーティスト軸で作品を辿ることができる。ギャラリーと同様、コレクターはアーティストをフォローすることができる。

・プロフィール
コレクターは購入またはお気に入り登録をした作品を、自身のプロフィールページに表示することができる。他の公開しているユーザーのページでコレクションを確認することもできる。

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