NTTドコモとHARTi、アートアクアリウム美術館 GINZAでNFTを活用したOMO施策を実施へ

株式会社HARTiは、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と連携し、アートアクアリウム美術館 GINZA(以下、アートアクアリウム美術館)で、NFTを活用した新たなOMO施策を2022年9月1日より実施すると発表した。

本施策はアートアクアリウム美術館内に設置されたメタバース体験者に限定の金魚イラストNFTをプレゼントするというもので、これにより顧客情報を取得することなく、新しいコミュニティを形成しエンゲージメント向上を狙う施策を検討する。

NFTの提供により、顧客情報等を取得することなくエンゲージメントを高めコミュニティを形成する新しいOMO施策の有効性を検討したいドコモと、「都市でアートを機能させる」をミッションに、リアル空間でNFTを活用した実証実験の実績を積み重ね社会へのNFT実装を加速させたいHARTiの思いが合致し、今回アートアクアリウム美術館で本施策を行うことになったとのことだ。

■本施策の体験の流れ

出典元:プレスリリース
①館内に設置されたデバイスでアートアクアリウム美術館の世界観を表現したメタバースを体験
②体験者にランダムで表示される限定の金魚イラストNFTをプレゼント
③NFT保有者には後日、ウォレットに特別なお知らせが届く

メタバースを体験した人にはNFTプラットフォーム「HARTi(以下、HARTiアプリ)」内のウォレットを通じて金魚のオリジナルイラストがデザインされたNFTをプレゼントする。NFT保有者のウォレットには後日、アートアクアリウム美術館からの特別優待のお知らせ等が配信されることで、NFTの保有をきっかけとした来場者のコミュニティ化を目指す。

■NFTプレゼント施策とコミュニティ化について

出典元:プレスリリース
(1)概要
ブロックチェーン技術を活用しデジタル作品の唯一性を保証するNFTは、これまでその金銭的価値に注目が集まってきた。本施策では、NFTの唯一性を証明する仕組みを利用し、プレゼントされたNFTの保有をきっかけとした来場者のコミュニティづくりの可能性を検証する。ブロックチェーンにはPolygonを使用し、発行手数料(ガス代)をおさえ一般的なノベルティとほぼ変わらない費用で提供できるようにした。

(2)仕組み
・アートアクアリウム美術館内でのメタバース体験後に表示されるアンケートに答えるとQRコードが表示される。
・QRコードをスマートフォンで読み取るとHARTiアプリが立ち上がり、アートアクアリウム美術館特設サイトが開く。
・NFT発行ボタンを押すことで、複数種類の中からランダムに抽出された金魚イラストのNFTを無償で受け取ることができる。
・NFT保有者にはHARTiアプリ内のウォレットを通じて、特別な案内が届き、アートアクアリウム美術館との新たな繋がりが生まれる。

なお、本施策では複数種類の金魚イラストのNFTは300枚用意されている。NFT配布終了後はメタバース体験のみ楽しむことができる(2022年12月31日まで)。

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