プロドローン、自動運用型ドローンによる不法投棄監視手法の実証事業を三重県で実施

三重県では、産業廃棄物の不法投棄が後を絶たない現状を踏まえ、不法投棄の早期発見や抑止効果も期待できるドローンによる監視手法の検討を進めている。これを受け、オペレータが操縦することなく、事前にルート設定等を行ったドローン（自動運用型ドローン）と地表データの処理システムによる、自動検知機能を検証した。

県庁会議室からの指示により、自動運用型ドローンが離陸、リアルタイムでの県庁へのデータ送信を行いながら、およそ数km離れた60ヘクタールのエリアを30分弱の時間で調査し、プロドローン独自の技術によって不法投棄された場所を検出した。

検知のためのデータ処理エンジンとしては、不法投棄検知に特化したパラメータを用いたフィルタリングによる畳み込み層と、同様に自然地物を基準としたプーリング処理を実装、学習が難しい映像において効率的な検知を実現する。今後はさらにその検知結果を汎用のAIに入力することで、誤検知の低減と、検知精度の向上を目指すとのことだ。