東芝エレベータと東芝デジタルソリューションズ、「Elevator as a Service」を実現する昇降機プラットフォームを共同開発

東芝エレベータ株式会社と東芝デジタルソリューションズ株式会社は、エレベーターの利用者に新しい価値を提供する「Elevator as a Service」を実現するため、昇降機プラットフォームを共同で開発し、2023年度から順次国内の東芝製エレベーターに適用すると発表した。

昇降機プラットフォームには、東芝デジタルソリューションズの設備・機器メーカー向けアセットIoTクラウドサービス「Meister RemoteX」を活用する。今後、東芝エレベータは本プラットフォームを活用し、エレベーターと各種機器の連携によって、新たなサービスを創造する。

昨今、ライフスタイルの多様化により、エレベーターも単なる移動手段ではなく、快適性、利便性をさらに追求した機能を求められているという。また、IoT技術の普及によってエレベーターの管理業務においても、メンテナンス業務の変化やサービス機能向上が進んでいる。これらの多様なニーズやIoT化に対応するため、昇降機プラットフォームを適用し、エレベーターとロボットの連携やスマートフォンでエレベーターを呼ぶ機能、管理者支援など、クラウドを活用したサービスの拡充を目指すという。

昇降機プラットフォームは、エレベーター本体に実装される制御盤とクラウド基盤で構成される。新たに開発する制御盤は、常時クラウドに繋がり、ソフトウェアをクラウド基盤から配信することにより各種機能の実装が可能となり、昇降機におけるソフトウェアデファインドが実現するとのことだ。

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