住友商事、日本国内スタートアップ向けCVC「住商ベンチャー・パートナーズ株式会社」を新設しナッジ社へ出資

住商ベンチャー・パートナーズ株式会社は、2022年4月に国内のスタートアップに対して投資を行うコーポレートベンチャーキャピタルとして住友商事株式会社により設立され、次世代型提携クレジットカードを発行するナッジ株式会社に出資したと発表した。

■住商ベンチャー・パートナーズについて

住友商事は、1998年に米国・シリコンバレー、その後、中国・香港、イスラエル・テルアビブ、英国・ロンドンにCVCを立ち上げ、グローバルで累計300社以上のスタートアップに投資してきた。そして2022年、日本・東京にも住商ベンチャー・パートナーズを立ち上げ、グローバルの知見・ノウハウを活用しながら日本のスタートアップ投資を進めるとのことだ。
出典元:プレスリリース
投資方針について:
住商ベンチャー・パートナーズは、キャピタルゲインと事業シナジーの二兎を追う投資戦略を掲げている。先ずはVCの目線で、今後企業価値が急成長すると見込まれるスタートアップを発掘・調査し、加えて、住友商事グループとして短期的または中長期的に協業可能性が見込める先に投資を行うことで、日本のスタートアップのディスラプティブな成長に貢献する。また、グローバルでのCVCの経験を通して、リーンな意思決定プロセスを確立しており、スタートアップの経営スピードに合わせた柔軟な投資検討・事業支援を実現する。

投資領域・ステージについて:
DX、次世代エネルギー、社会インフラ、リテイル・コンシューマー、ヘルスケア、農業など、住友商事の中期経営計画「SHIFT2023」で掲げる次世代成長戦略テーマを重点投資分野としている。なお、投資ステージは、主にシリーズA以降が対象で、ミドルステージを中心に投資検討する。
出典元:プレスリリース
スタートアップへの提供価値について:
・市場を広げる:住友商事のアセット・リソースを活用し、スタートアップの既存事業の拡販から海外展開まで支援する。
・ドメインを広げる:同社の事業プラットフォームを活用して、スタートアップの将来の主力事業となる新規事業の共創を行う。

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