日立チャネルソリューションズとMILIZE、データドリブンな金融分野向け新サービスの提供に向けて協業開始
2022/10/24
株式会社MILIZEは、日立チャネルソリューションズ株式会社と、MILIZEの提供する豊富なAIおよび金融工学を活用したデータ分析力とノウハウと、日立チャネルソリューションズが展開するATMやリモート相談サービスをはじめとした顧客接点を活用したチャネルソリューションを融合した、金融分野向けにデータセントリックな視点を取り入れた新しいサービスの提供に向けて協業を開始したと発表した。
Contents
■背景
■協業による取り組みについて
・「人生100年時代」に応えるライフデザインコンサルティングツール
豊富なシミュレーション機能や計算ロジックを備えた本格的なコンサルティングツールのmilizeProをはじめとして、多彩なツール群の中から金融機関の活用目的に合ったツールを選ぶことができ、顧客一人ひとりで異なるライフイベントやライフステージに合わせた資産形成への支援が可能になる。
・「金融×AI×ATM」によるデータ利活用サービス
本サービスには大きく分けて二つのメニューがある。一つは、ATMや拠点のデータと、店舗周辺情報や人口統計などのビッグデータをAI分析し、最適な店舗・人員配置や装填資金などを予測することで、顧客接点の効率的運用や店舗像検討を支援する「AI需要予測」。もう一つは、ライフデザインコンサルティングで得られたデータや金融機関保有の顧客データを分析し、最適なチャネル・タイミング・コンテンツでサービスや情報を提供することで、アップセル・クロスセルへつなげる「パーソナライズ」だ。
・ATMと連携したマーケティング高度化サービス
ライフデザインツールから得られた顧客データをCRM(顧客関係管理)へ活用したうえで、ATMへ連携し、ATM画面やクーポン明細の二次元バーコードによる利用者に応じたサービス案内を実現することで、スマートフォンを入り口にしたリアルチャネルとネットの連携・誘導を実現する。
このように、データとATM、その他顧客接点(チャネル)を連携、活用する新たな価値創造によって、金融機関の経営課題解決に両社で取り組む。また、MILIZEが展開しているFinTech分野におけるライフプラン・資産管理などの金融オンラインサービスと、日立チャネルソリューションズが金融機関を中心に展開する店舗業務改革(ブランチトランスフォーメーション)プラットフォームやATMなどの金融リアルチャネルとの連携により、ネットとリアルをシームレスにつなぐ金融サービスの展開を図るとのことだ。