NTT西日本、京阪HDら、大阪・京橋で「AIを活用したまちづくり」の検討を開始

西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)、京阪ホールディングス株式会社(以下、京阪HD)、日本電信電話株式会社(以下、NTT)は、大阪・京橋駅周辺エリア(以下、京橋)で「AIを活用したまちづくり」の検討を開始すると発表した。

スマートシティの実現には、まちのデジタル化(可視化やシミュレーション)や市民参加の仕組みが重要だという。しかし、デジタル化のために多数のセンサーを街中に設置し、そのデータを分析・活用するには、膨大なコストや時間を要することや、市民参加の仕組みも一部の参加にとどまり多くの人を巻き込めていないといった課題があったとのことだ。本取り組みではこれらの課題解決を目指す。

■取り組みの背景

NTT西日本は、2022年京橋への本社ビル移転に合わせて開設したオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」をベースに、様々な社外組織との共創で社会課題の解決、未来社会の創造に取り組んでいる。そうした中、「沿線再耕」を掲げ、「えきから始まるまちづくり」をキーフレーズとして幅広い事業を展開する京阪HDと、両社の重要拠点である京橋の活性化やエリア価値の向上に対する想いが一致し、「AIを活用したまちづくり」について連携することとなった。本取り組みには、まちづくりにおける市民との接点の検証を進めているNTTとNTTデータも参画する。

■検討内容

NTT西日本は京橋をセンサーレスでデジタル上に再現し、まちの分析・可視化・未来予測を可能にするプラットフォームを検討する。NTTとNTTデータはプラットフォームと「みんスマ」アプリを連携させ、市民がまちづくりに参加しやすくなる仕組みを検討する。これらを京阪HDの商業施設や沿線で活用し、京橋の賑わいの創出やエリア価値の向上を目指す。

・各社の役割
NTT西日本:まちの状態を可視化・シミュレートするプラットフォームの検討
京阪HD:商業施設などの実証フィールド提供や効果検証の検討
NTT:プラットフォームとまちづくりアプリとの連携による有効性の検証
NTTデータ:まちづくりアプリの開発
出典元:プレスリリース

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