RYDE、鉄道・バスの窓口業務のDX推進を目指し「デジタル定期券」の販売を開始

RYDE株式会社は、提携交通事業者のバスや電車等で利用可能なデジタル定期券の販売を開始したと発表した。

これまで、身分証確認のために電車やバスの有人窓口での購入が必要だった通学定期やシルバーパス等の特殊定期券も、スマートフォンのアプリ上で手軽に購入可能だ。
出典元:プレスリリース

■デジタル定期券 開発の背景

これまで定期券はバスの営業所や駅窓口、発券機などでしか購入ができず、利用者の利便性が低い点が課題だったという。特に通学定期券をはじめ、シルバーパスや障がい者割等の定期券においては、学生証や身分証の確認など審査業務を伴うため、有人窓口での購入が必須とされている。そのため、定期券の有効期限が切れる度に利用者が足を運ぶ必要があり、大きな負担となっていた。さらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響で窓口を縮小する交通事業者も多く、サービス低下を補うための新たな販売経路を確保する必要性もあったという。そこで、これまで同社が培ってきたデジタル乗車券のノウハウを活かし、スマートフォン上で簡単に定期券を購入し、継続利用できる仕組みを作るためデジタル定期券を開発。利用者の利便性の向上に加え、定期券をデジタル化することで窓口業務の負担を軽減し、運営コストの削減にも寄与するとのことだ。

■デジタル定期券について

同社が提供するデジタル定期券の特徴は大きく2つだ。

①スマートフォンで購入から利用まで完結
既存の定期券をデジタル化し、利用者はスマートフォンで購入できる。利用の際は画面を見せる目検方式だ。デジタル化によって、販売窓口が不要となり、それに伴い紙券、磁気カード等が不要になるため、導入によってコスト削減にも繋がる。
出典元:プレスリリース
②証明書の審査が必要な定期券の継続購入が可能に
購入時に証明書が必要な通学等の定期券は、購入時に学生証などの証明書を利用者自身のスマートフォンで撮影しアップロードが可能。その内容を窓口を介さずに、交通事業者はWEB上で確認し、審査をすることができる。提出する証明書は定期券種別ごとに設定できるほか、証明書の有効期間を交通事業者ごとに設定することが可能なため、利用者は該当期間中、同一の定期券であれば証明書を再提出することなく継続購入できる。継続的なデジタル定期券の利用によって、利用者の負担を軽減することができる。
出典元:プレスリリース

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