レンタカー事業者向けサービス「メトロコンダクター」、ダイナミックプライシング機能の提供を開始
2022/11/9
メトロエンジン株式会社は、Webでの在庫管理などレンタカー事業運営をサポートする「メトロコンダクター」の新機能としてダイナミックプライシング機能(価格管理機能)の提供を開始したと発表した。
「レートチェックモード」では、各OTAの競合店舗の販売価格を一覧でき、自社の価格決定のための調査を効率的に行うことができる。「マニュアルモード」では、OTAごとに操作方法が異なり操作手順も複雑に感じられていた販売価格の管理が、メトロコンダクター上の簡便な手動操作で実現可能だ。「オートプライスモード」では、競合店舗の販売価格や貸渡日までのリードタイム、残在庫数をもとに店舗独自のルールを設定し、価格設定の自動化を行うことができる。
■ダイナミックプライシング機能 3種類のモード概要
レートチェックモードでは、各OTAの競合店舗の販売価格を一覧でき、自社の価格決定のための調査を効率的に行うことができる。
・競合店舗の設定
競合価格を閲覧するための準備として、競合店舗を登録する。自店舗からの距離をもとに自店舗が競合と認識している店舗を選択する。
OTA・店舗・車両クラス・出発日を指定することで、競合店舗の当日、1泊2日、2泊3日、3泊4日の販売価格を一覧できる。
マニュアルモードでは、OTAごとに操作方法が異なり手順も複雑に感じられていた販売価格の管理やプランの作成を、メトロコンダクター上の簡便な手動操作で実現することが可能だ。競合価格を参照しながら手入力で設定した価格を各OTAに反映させる、ライトなダイナミックプライシングが活用できる。
・プランの設定
価格管理の事前準備として、プラン設定ページでOTA上で販売する際のプランを作成する。基本プランでは、プラン名や泊数ごとの価格、免責補償の有無などを入力する。また、長期休暇など特定の期間を指定した特別プランは、期間別設定にて作成する。
マニュアルモードでは、各OTAの事前に設定したプランに対し、価格カレンダーから販売価格を変更することができる。
オートプライスモードでは、競合店舗の販売価格や貸渡日までのリードタイム、残在庫数をもとに店舗独自のルールを設定することで需要に応じた価格を自動で算出し、プランに反映させる、本格的なダイナミックプライシングが可能だ。また、マニュアルモードと同様、簡便なプラン作成機能により、管理業務の手間を大幅に削減できる。
・販売価格の自動設定について
オートプライスモードでは、マニュアルモードと同様のプラン設定を行った後、競合店舗の販売価格や貸渡日までのリードタイム、残在庫数をもとに店舗独自のルールを設定することで、販売価格の自動設定が可能になる。
販売価格のルール設定ページで、事前に設定した競合店舗の販売価格の平均・最大・最小と四則演算を組み合わせて、独自の計算ルールを設定することができる。計算ルールは複数設定することができ、設定した後は曜日ごとに適用するルールを変えたり、貸渡日までのリードタイムと残在庫数を加味してどのルールを適用するか決められる。また適用するルールには優先順位をつけることができ、貸渡日までのリードタイムと曜日のルール適用が同じ日に重なる場合にも柔軟なルール設定が可能だ。