「ココカブ」は、企業(corporate)が日常生活で自社の製品やサービスを利用している消費者=生活者(consumer)に対して、直接、企業の株価と連動したポイントを付与し、生活者はそのポイントを運用することで株価の値動きを体験でき、貯まったポイント数に応じて実際の株式に交換することで、いつの間にか株主になれるサービスだ。生活者は、いつも購入している製品や利用しているサービスで自然とポイントが貯まり、更にそのポイントが企業の株価に連動し日々増減することで、企業への興味関心が高まり、新製品への期待や企業の成長を応援したくなるという。企業は「ココカブ」を通して、一生活者を製品のファン、ひいては企業の株主へとつないでいくファンコミュニティを形成できるとのことだ。
「ココカブ」初導入としてコンタクトレンズ総合メーカーである株式会社メニコンが、自社ポイントプログラムへの導入を開始する。メニコンが展開するClub Menicon内のポイントプログラムに組み入れられ、会員130万人超のコンタクトレンズの定額制サービス「メルスプラン」への入会やアンケート回答、キャンペーン等に参加すると貰える「MENICOiN(メニコイン)」の新たな交換先として、メニコンの株価に連動したポイントを獲得することが可能だ。そのポイントを500ポイント以上貯めると実際の株式と交換でき、株主になることが可能となる。
同社は2016年の創業より、「生活者と企業の新しい関係を創出する」ことをミッションに掲げ、個別企業株連動型のポイント運用サービスStockPointを提供してきた。現在ユーザー数は65万人を超え、2020年から拡大した新型コロナウイルスをきっかけに、巣篭り生活による株式投資や資産運用への関心の高まりと、生活者が簡単に始められるポイントを活用した「ポイ活」の盛り上がりもあり、現在もユーザーは増加中だという。2021年5月に同社のユーザー2万人を対象に実施したアンケートでは、「ある会社の製品やサービスを購入・利用すると、その会社の株価に連動したストックポイントがもらえるサービスへの興味・関心」という項目で、84%の人が「おもしろいサービスだと思う。ぜひやってほしい」という回答をし、ポイント運用サービスを経験したほとんどのユーザーが、個別企業の魅力をさらに楽しめるサービスに関心を寄せていることがわかったという。このような背景から、同社は数年にわたりStockPointを特定の企業の株価に連動させ、その企業のファン作りに貢献するサービスの開発を進め、今回「ココカブ」として本格的にサービス提供を開始することに至ったとのことだ。
・「ココカブ」の特徴
お金や証券口座がなくても、有名企業の株価に連動したポイント運用を楽しめる
いつも購入している製品や利用しているサービスを提供している企業から、株価に連動したポイントがもらえポイント運用を始められる
いつも購入している製品や利用しているサービスなのでポイントを貯めやすい
ポイント数に応じて実際の株式に交換でき、個人株主としてデビューできる
1株未満の株主でも、持ち株分の配当を受け取ることができる
株主向けのIR情報も定期配信