様々な証明情報をNFTとして発行できるWebサイト「Q」が公開

スタディメーター株式会社は2022年11月15日、様々な証明情報をNFTとして発行できるWebサイト「Q」を公開したと発表した。

Qは、学校の卒業証明や検定試験の合格証、セミナーや講座の履修、ボランティア活動への参加などの証明情報をもつ「証明トークン」を発行し、ブロックチェーンに記録できるシステムだ。Qを利用することで、ブロックチェーンの知識や開発技術が無くても、簡単に証明トークンを発行したり、受け取った証明トークンの一覧を表示できる。人生を通じて、挑戦したことや体験したことを証明トークンに記録し、積み上げることで、学歴や保有資格だけでは見えなかったその人の経験値を可視化し、入学や就職の場面で活用できるようにすることが目的とのことだ。
出典元:プレスリリース
Qでは、証明トークンの発行、および自分が保有する証明トークンの参照が可能だ。従来、ブロックチェーン上に独自のトークンを発行するためには、ブロックチェーンの開発技術が必要だったが、Qを利用することで、ブラウザ操作のみで誰でも簡単にトークンを発行できる。

Qは、ブロックチェーンのトークンを管理する無料のウォレットアプリ「MetaMask」がインストールされたPCで利用可能だ。MetaMaskの導入方法についてはQのマニュアルで解説されており、ブロックチェーンの知識が無くてもすぐに利用を開始できる。

なお、証明トークンの発行にはイーサリアムの取引手数料(ガス代)がかかり、イーサリアムの暗号資産を保有していることが必要だ。証明トークンの受け取りに費用はかからない。ガス代については、イーサリアムのテスト環境である「Goerliテストネット」での利用に対応しており、イーサリアムを保有していなくても試験的に証明トークンの発行が可能だ。Goerliテストネットへの接続方法やテスト用トークンの入手方法などについてもマニュアルで解説されているとのことだ。
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これまで、人の能力は、主に最終学歴、保有資格、就職歴で評価されてきた。同社では、人生100年時代となったいま、このような一時的な実績に加え、日常的な学習履歴、家庭・地域における活躍、仕事内外での挑戦など、継続的な経験の積み重ねも同等に重要であると考えているという。そこで、非中央集権で取引履歴が完全に記録されるNFTの特徴に注目し、誰でも簡単にNFTを発行できるようにすることで、日常的な経験値の積み重ねを可視化するというコンセプトを考案。Qを利用することで、従来の卒業証や合格証などの証明書を証明トークンで代替して管理しやすくなることはもちろん、学校での日常的な成績や、オンライン学習・セミナーの受講歴、仕事の評価、ボランティア参加歴、友達・同僚同士での小さな感謝など、様々な活動を経歴情報として蓄積できるようになる。このコンセプトを広め、挑戦や経験が評価される文化を生み出し、人々が互いに承認し合う世の中をつくることが、Qの目指すビジョンとのことだ。
出典元:プレスリリース

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