宮城県のデジタルマップ「ミヤギタビマップ」、観光地の混雑緩和と周遊促進を目指し観光DXプラットフォーム「プラチナマップ」を導入
2022/11/18
ボールドライト株式会社は、同社が開発する観光DXプラットフォーム「プラチナマップ」が、宮城県が県内観光地における混雑緩和と周遊促進を目的に開発したデジタルマップ「ミヤギタビマップ」に導入され、2022年10月27日より公開されたと発表した。
混雑状況の可視化にはAIカメラ、センサー、アプリなど様々な方法があるが、設置場所の特徴に応じて異なるシステムを導入し、それをユーザーに向けて同じ画面上で可視化して提供することが難しいという課題があったという。プラチナマップは以前から各施設のスタッフの操作で混雑情報を配信できる専用アプリ「プラチナマップコネクト」を提供していたが、今回無人施設や屋外施設にも対応可能範囲を拡大させるため、複数のAIカメラやセンサーと新たに連携した。これにより、屋外駐車場、景勝地、観光施設、飲食店など設置場所の違いを気にせず、最適なシステムの導入とデジタルマップ上での混雑状況の可視化を実現したとのことだ。
混雑状況の配信に加え、AIカメラを設置した観光施設では、今どれくらい人がいるかを直感的に分かるようにするため、撮影した映像をリアルタイムで配信する。この際プライバシーに配慮し、AIカメラに映った人はリアルタイムに青いマスキングをして映像配信する。
さらに、車以外の利用促進による渋滞緩和も目指し、プラチナマップのモビリティトラッキング機能を活用し、観光地の周遊バスの現在地や時刻表もマップ上に可視化した。自分の現在地、バスの現在地、観光情報、混雑状況をすべて同じマップ上で確認できるため、スムーズな周遊が可能になる。
ミヤギタビマップではこれを活用し、「モデルコース」のカテゴリーの下にサブカテゴリー「松島縁結びコース」「奥松島パノラマコース」を登録し、見たいエリアだけを切替え表示できるようにした。