COTEN、「世界史データベース」を限定公開

株式会社COTENは、2022年12月6日に世界史データベースを限定公開したと発表した。

今回限定公開するのは、世界史データベースプロジェクトの中の、Webブラウザ上で人物・戦争・発明といった世界史の出来事を参照できる年表形式のアプリケーションだ。世界史情報を俯瞰できる機能により、ユーザーへメタ認知のきっかけを提供することを目指しているという。テストユーザーはCOTEN CREWからも募集した。約1ヵ月間世界史データベースを操作した後、インタビューに協力する予定だという。インタビューの結果に応じて今後の開発のステップを決め、2023年中に順次利用できるユーザーの公開範囲を拡大していく予定とのことだ。
出典元:プレスリリース
同社は「メタ認知のきっかけを提供する」ことをMissionに掲げ、世界史データベースを開発している。急速に変化する時代において、哲学や世界史といった「人文知」は人生のヒントになると考えているという。しかし世界史から学ぶためには、時代や国の異なる膨大な事例から構造を理解する必要があり、誰もができることではない。同社はそのハードルを下げるために、世界史データベースプロジェクトを推進しているとのことだ。

■限定公開の目的

データの収集が進みユーザー公開が可能な状態となったため、現時点では一部のユーザー限定だが公開に至った。テストユーザーから率直なフィードバックを受けることで価値検証を進め、更なるUXの改善、機能の拡充を図る予定だという。

今回限定公開するのは、Webブラウザ上で世界史の出来事を縦(同時代の別の出来事)と横(別年代の出来事)に並べて表示する年表アプリケーションだ。今回のテストローンチの段階では、約10,000件のデータが入っている。データは人物・戦争・発明といったカテゴリに大別されており、「本人が受けた賞罰」「本人の地位の変動」といった、世界史情報を国や時代を超えて共通するパターンを抽出したデータも含まれている。

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